反核平和訴える 映画と朗読プロジェクト

長崎、広島の団体共演

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「娘よ、ここが長崎です」の一節を朗読する原田さん(写真手前)=長崎市、長崎原爆資料館

 原爆を題材にした映画の上映や詩の朗読などを通して、反核平和を訴えるイベント「ナガサキ映画と朗読プロジェクト」(実行委主催)が14日、長崎市平野町の長崎原爆資料館ホールで始まった。15日まで。入場無料。
 東京の映画監督、稲塚秀孝さん(70)が企画し、昨年に続き2回目。14日はオープニングに映画「父と暮せば」(2004年・黒木和雄監督)を上映後、長崎居留地男声合唱団が「長崎の鐘」などを披露。同市立山里小6年生10人が、同小の被爆児童の体験談などをまとめた「原子雲の下に生きて」を大きな声で朗読した。
 同市立淵中の2年生9人は故永井隆博士の娘、故筒井茅乃さんの著書「娘よ、ここが長崎です」などを読み上げた。広島、長崎の両方で原爆に遭った長崎市の「二重被爆者」、故山口彊(つとむ)さんのひ孫の原田晋之介さん(14)も出演。出番を終えた原田さんは取材に「緊張したが、練習を重ねて臨んだので感情を込めて読むことができた」と話した。
 小学生の孫3人を連れて来場した長崎市の城臺美彌子さん(81)は「孫たちに原爆について知ってもらうために来た。子どもたちの朗読に感動した」と語った。
 2日間で計11団体約130人が出演予定。15日は午前10時から山口さんを撮った稲塚さんの映画「ヒロシマナガサキ 最後の二重被爆者」(19年)を上映するほか、広島の朗読グループが長崎の団体と共演し、両市の被爆体験記を読むプログラムなどがある。