スーパーフォーミュラ・ライツ:第10戦はスタートを決めた阪口晴南が優勝。今季3勝目を飾る

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第10戦は11月15日、大分県日田市のオートポリスで14周の決勝レースが行われ、2番手グリッドからスタートを決めた阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が今季3勝目を飾った。

 朝日が注ぐなか迎えたスーパーフォーミュラ・ライツの第10戦。前日の公式予選では名取鉄平(TODA FIGHTEX)が初のポールポジションを獲得しており、阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)が2番手、宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)が3番手というグリッドに。また4番手につけていた小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)がエンジン交換を行ったため、河野駿佑(RS FINE K&N 320)が4番手に並ぶグリッドとなっていた。一方で、スタート直前に石坂瑞樹(B-MAX ENGINEERING)がトラブルが起きたようで、ピットに戻されている。

 9台で迎えたスタートでは、2番手スタートの阪口が抜群の蹴り出しでトップで1コーナーへ。一方名取には3番手スタートの宮田が並びかけるも、名取がアウト側からポジションを守り、阪口、名取、宮田と続くオーダーとなる。

 その背後では、スタートでルッカ・アレン(Albirex-RT)が順位を上げ4番手につけるも、1周目から追い上げをみせた小高が2周目の第2ヘアピンでアレンをパス。さらに河野も3周目にアレンをかわし5番手に浮上した。

 中盤以降、各車は少しずつ間隔が広がることになったが、阪口は14周をきっちりと走り1分37秒114のファステストラップもマークし今季3勝目を飾った。2位は名取でスーパーフォーミュラ・ライツでの最高位を更新も、レース後は悔しさをみせた。レース途中は一時間隔をあけファステストラップも狙った宮田は3位という結果となった。

 4位は小高、5位に河野、6位にアレンという結果となり、アレンは2戦連続のポイント獲得を果たした。マスタークラスはDRAGON(TEAM DRAGON SFL)が逃げ切り、6連勝を飾っている。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権

第10戦オートポリス 決勝結果

Pos No Cls Driver Car Engine Laps Grid 2nd Best

1 50

阪口晴南 Buzz Racing with B-MAX スピースA41 14 2 1’36.240

2 2

名取鉄平 TODA FIGHTEX 戸田TR-F301 14 1 1’36.071

3 36

宮田莉朋 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 14 3 1’36.548

4 37

小高一斗 カローラ中京 Kuo TOM’S 320 トヨタ-トムスTAZ31 14 9 1’36.701

5 35

河野駿佑 RSFINE K&N 320 トヨタ-トムスTAZ31 14 4 1’37.331

6 3

L.アレン Albirex-RT 東名TB14F3 2020 14 6 1’38.172

7 5

入山翔 Albirex-RT 東名TB14F3 2020 14 7 1’38.455

8 30 M DRAGON TEAM DRAGON SFL スピースA41 14 10 1’49.357

9 10 M 植田正幸 Rnsports320 スピースA41 14 8 1’40.163

R 13

石坂瑞樹 B-MAX ENGINEERING スピースA41 0 5 1’37.919

天候:晴れ 路面:ドライ
ファステストラップ:阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX) 1’37.114 10/14

スーパーフォーミュラ・ライツ第10戦のスタートシーン
阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
ルッカ・アレン(Albirex-RT)
入山翔(Albirex-RT)
阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
DRAGON(TEAM DRAGON SFL)
スーパーフォーミュラ・ライツ第10戦表彰台

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