三江線 トロッコ列車、2021年に島根県邑南町から広島県三次市へ越境_観光庁 実証事業 採択を受け実現

NPO法人江の川鐵道(島根県邑南町 おおなんちょう)が三江線 宇津井駅・口羽駅周辺の島根県邑南町内で運営するトロッコに新しい動き。

江の川鐵道は2021年、県境に架かる江の川の鉄橋を渡り、伊賀和志駅がある広島県三次市に乗り入れる。

邑南町が伊賀和志駅周辺の広島県側にある線路や鉄橋をJR西日本から借り受け、島根県邑南町と広島県三次市の県境を超えるトロッコを走らせる。

この県境超え三江線トロッコは、新型コロナウイルス感染症に対応した新たな観光資源づくりをめざし、観光庁がすすめる「誘客多角化等のための滞在コンテンツ造成」実証事業に採択されたことで実現。

「江の川越えはわたしたち江の川鐵道の設立当初からの悲願。県境越えのトロッコは2021年1月か2月に運行する予定で、準備をすすめている」(江の川鐵道)

江の川と広島島根県境を越えて、新たな観光資源に

三江線 宇津井~伊賀和志~口羽の4.9kmは、宇津井(島根県邑南町)を出た列車でたどると、すぐにトンネルに入り、トンネルを抜けたところですぐに江の川を鉄橋で越える。この鉄橋の上で島根・広島の県境をまたぐ。

さらに長いトンネルを抜けると、列車は江の川右岸へと移り、伊賀和志駅(広島県三次市)へ。伊賀和志駅を出ると再びトンネルへと入り、その先の鉄橋で再び江の川を渡り、こんどは江の川左岸を行く。この鉄橋で再び広島県三次市から島根県邑南町へと県境を越える。

――― 鉄道チャンネルでは、三江線の廃線跡を江津駅方からアプローチ中。いまも残る鉄橋や駅舎、江津旧市街などをたどりながら、かつての鉄路をトレースする。

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