この先一週間、季節の歩みは足踏み状態となる見込み。全国的に気温は平年より高めの傾向で、10月並みの陽気の日が多くなりそうだ。
週中頃にかけては広く晴れ
16日(月)にかけては気圧の谷や湿った空気の影響で、九州や四国、北陸から北の日本海側で雲が多く、雨の降る所もある見込み。特に北陸周辺では 雷を伴って雨脚の強まる所もありそうだ。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうなどに注意が必要。
その他の地域では、15日(日)よりも雲が広がる所もあるが、広い範囲で晴れ間がある見込み。その先も、18日(水)頃にかけては晴れる所が多い見通し。
ただ、19日(木)~21日(土)頃にかけては日本付近を低気圧や前線が通過する予想で、全国的に曇りや雨の所が多くなり、20日(金)頃は北日本を中心に荒れた天気になるおそれもある。雨や風の強まりに注意が必要。また、厚手の洗濯物や布団干しなどは週の前半に済ませると良さそうだ。
気温は雲が多くなっても高め
気温は、全国的にこの時季としては高い傾向で、曇りや雨の日でも極端な寒さはない見込み。最高気温は、西日本や東日本で20℃を超える日が多く、晴れる日は日ざしの暖かさを感じられそうだ。
ただ、平年よりもかなり気温が高くなる可能性もあり、気象庁からは高温に関する情報が沖縄や西・東日本の各地に出されている。人にとっては過ごしやすい陽気にはなるものの、農作物の管理等には注意が必要だ。
(気象予報士・佐々木聡美)