早紀江さん「政府は本気で行動を」 新潟・拉致県民集会にメッセージ

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映像メッセージで横田めぐみさんら拉致被害者の救出を訴えた早紀江さん=15日、新潟市中央区

 1977年に新潟市で横田めぐみさん=失踪当時(13)=が北朝鮮に拉致されてから43年となった15日、帰国を願う「忘れるな拉致 県民集会」が新潟市中央区の市民芸術文化会館で開かれた。母早紀江さん(84)は映像メッセージで、今年6月に87歳で他界した父滋さんの無念を思い「悔しかったと思う。政府は本気で行動してほしい」と求めた。

 弟の哲也さん(52)や佐渡市の拉致被害者曽我ひとみさん(61)、拉致問題担当相を兼任する加藤勝信官房長官らが出席した。新潟日報社と県、新潟市が主催。新型コロナウイルス感染防止で入場者数を約200人に制限し、ネットで中継された。

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 ◎チャンス逃さず全力で取り組む

 加藤勝信官房長官兼拉致問題担当相は「忘れるな拉致 県民集会」に出席し、拉致被害者や家族が高齢となる中、「一刻の猶予もないとの認識を深く刻み込んだ。(政府)認定の有無にかかわらず全ての拉致被害者の帰国実現に向け、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で取り組む」と決意を語った。

 加藤氏は「一日千秋の思いで帰国を望んでいる被害者、家族に対して忸怩(じくじ)たる思いで、申し訳ないと思っている」と述べた。

 菅義偉首相が拉致問題を最重要課題に掲げていることに触れ、国際社会への働き掛けも積極的に行っているとした。「拉致問題は政府が主体的に取り組む問題だ。菅首相のもと、政府一丸となって取り組みを進める」と強調した。