村田・姥沢遺跡で縄文中・後期の遺物1000点出土 東北大調査

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姥沢遺跡の発掘調査
発掘された縄文土器の一部

 東北大考古学研究室は、縄文時代中・後期(約4900~4000年前)の集落跡とされる宮城県村田町沼田の姥沢遺跡の発掘調査結果を発表した。2区画の調査地点から土器や石器の一部など約1000点が見つかった。

 10月25日から11月7日までの期間中、6区画のうち2区画を発掘。約30センチ掘って断層を確認し、掘削土から土器などを探した。1区画からは主に縄文中期後半、もう1区画からは縄文後期前半の遺物が見つかった。

 他に動物とみられる骨もあり、東北大埋蔵文化財調査室の菅野智則特任准教授(44)は「(2区画は)ごみ捨て場だった可能性が高い」と推察した。

 来年度以降も範囲を広げて調査し、当時の生活状況を確認できる竪穴住居跡などの遺構発掘を目指す。

 菅野准教授は「縄文中・後期は気候変動で集落の急減などが起きた。姥沢遺跡では、関東や北陸の土器が多く見つかっている。当時の人の交流や行動などを解明したい」と話した。

 発掘調査結果は5日に発表された。