安芸幸崎駅 やっぱり木造駅舎は良いですねぇ【木造駅舎巡礼03】呉線

※2020年8月撮影

トップ画像は、呉線安芸幸崎駅。赤くて丸いポスト「郵便差出箱1号」があります。建物財産標などは見当たりませんでした。駅舎は開業時の1931年(昭和6年)に建てられたものの様です。

では跨線橋からの続きです。まだホームに降りていません。微妙な高さで妻壁をじっくり見ています。

※2020年8月撮影

ホーム上屋にも切妻があります。

※2020年8月撮影

上りホームから下りホーム待合室。木造です。いい佇まい。

※2020年8月撮影

上りホーム改札口。ICカード自動改札機があります。左のきっぷ回収箱を灰皿に使う人がいるのでしょうか・・・。

※2020年8月撮影

筆者も喫煙者ですが、全般的に喫煙者のモラルの低さは実感します。携帯灰皿など100円程度ですしコンビニでも買えます。それなのに吸い殻を平気で足もとに捨てる人たちや、ようやく確保された喫煙所でも、「中で喫煙してください」と書かれているのに外で吸ったり、そのまま吸い殻を捨てるので廃止されてしまう喫煙所が後を絶たないのです。(嘆息)

駅舎内から改札口。無人駅ですが窓口はそのまま残されています。

※2020年8月撮影

待合室から窓口側。きっぷ自動販売機があります。

※2020年8月撮影

椅子は一列びだけで待合室はガランとしています。

※2020年8月撮影

JRきっぷ運賃。内陸部を通る山陽本線には瀬野駅~八本松駅間10.6kmに22.6パーミルという急勾配の続く「瀬野八」と呼ばれる難所があります。赤で囲んだ部分です。呉線には山陽本線の難所をバイパスするという機能もあったのです。

※2020年8月撮影

駅舎出入口から外を見ています。商店などは見当たりません。

※2020年8月撮影

朝日の逆光がシンドイのですが、駅舎を西側から。こちら側の妻壁壁面は白い板で改修されています。

※2020年8月撮影

東側からは順光なので苦労しません。この二重の切妻屋根、妻壁部分が創建当時のものと思われます。左の小屋の様な部分は駅前側壁面も手が加えられていない様です。

※2020年8月撮影

角度を変えるとホーム上屋の切妻も見えます。

※2020年8月撮影

小屋部分の前に「快速電車停車記念」という小さな石碑というか石の杭が立てられています。1978年(昭和53年)のダイヤ改正で快速電車が停車する様になった時のものですね。

※2020年8月撮影

同じ部分のホーム側。昔の住宅の引き戸の様です。駅員さんの宿舎だったのかしら。

※2020年8月撮影

上りホーム海田市駅側から、ホーム上屋と木の柱が良いですね。

※2020年8月撮影

少し下がると逆光ですが大きな造船所が駅の反対側にあることが分かります。

※2020年8月撮影

海田市駅側に短いトンネルが見えます。

※2020年8月撮影

呉線はこの安芸幸崎駅から海沿いを走ります。楽しみです。では次の木造駅舎に行きましょう。

(写真・文章/住田至朗)

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