野口さん搭乗の宇宙船打ち上げ成功 茅ケ崎の母校で歓声

野口さんらが乗る新型宇宙船クルードラゴンの打ち上げが成功し、拍手する母校・茅ケ崎市立浜須賀小の児童

 「野口さん行ってらっしゃい」。茅ケ崎市出身の宇宙飛行士、野口聡一さん(55)らが乗る新型宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げ成功の瞬間、母校の茅ケ崎市立浜須賀小学校の6年生130人が集まった体育館は大きな拍手に包まれた。

 児童たちは大型モニターに映し出されたフロリダ州のケネディ宇宙センターの様子を真剣な表情で見入り、打ち上げ10秒前から全員で声をそろえてカウントダウン。宇宙船が無事、予定していた軌道に乗ると、歓声が上がった。

 男子児童は野口さんの宇宙への旅立ちを目の当たりし「これからどんどん挑戦したいと思った。中学に入ってからも野球を続け、強いチームに勝ち県大会、関東大会へと進みたい」と話した。

 宇宙船の打ち上げに先立って、野口さんが小学5年まで学んだ兵庫県太子町立斑鳩小6年の児童80人とオンラインで交流。夢を実現し挑戦し続ける先輩に習い、将来の夢や達成したい目標などについて語り合った。

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