エルトン・ジョン、未発表60曲収録『Jewel Box』から「I Can't Go On Living Without You」MV公開

Photographer:Michael Ochs 、Credit:Getty

エルトン・ジョンが、1960年代のレア曲からB面曲、エルトンが個人的に選んだ隠れた名曲まで、埋もれていた宝物を徹底的に掘り下げて発掘した、膨大な楽曲コレクション『ジュエル・ボックス』を発売。それを記念して、同作品から「I Can't Go On Living Without You」のリリック・ビデオが公開されている。

YouTube:Elton John - I Can't Go On Living Without You (Arranged Band Version / Lyric Video)

『ジュエル・ボックス』に収められている数多くの“宝石”の一つである1968年版の未発表ミックスを、ショーン・メンデス、セレナ・ゴメス、エド・シーラン、ジャスティン・ビーバーらを手掛けたことで知られ、グラミー賞を複数回受賞しているマーク・ステントが磨きをかけ、ボックス・セットの発売に花を添えている。

1968年版のオリジナル・ヴァージョンには、長らく忘れられていたスウィンギング・ロンドンのサウンドが見事に捉えられており、エルトン・ジョンとバーニー・トーピンが<ディック・ジェームス・ミュージック>と契約し、他アーティストへの楽曲提供を請け負っていた時期を代表するポップ・ナンバーとなっている。

1968年春、ロンドン中心部に位置する<DJMスタジオ>で作詞作曲・録音された「I Can't Go On Living Without You」は、複数のアーティストにもカヴァーされた。

まず、シラ・ブラックの1970年のアルバム『Sweet Inspiration』にそのカヴァーが収録。さらに英国のポップ・グループ、ピケティウィッチのヴォーカルを務めたポリー・ブラウンが、1973年のソロ・シングル「So Much In Love」のB面に収録。また、2004年にはサンディ・ショーのヴァージョンがリリースされている。そして今、エルトンのオリジナル・ヴァージョンが初公開。

「I Can't Go On Living Without You」は、キャッチーなコーラスと耳に残るフックが特徴的な、あの時代の魅力がたっぷり詰まった、3分間の珠玉のイージー・リスニング・ポップである。今回この曲のリリースに伴い、<レディバグ・スタジオ>が手掛けた新しいリリック・ビデオが制作された。曲そのものと同様、そこでは“スウィングする60年代”のヴィンテージ感に、新鮮で現代的なひねりが加えられている。またこのビデオには、当時のエルトンとバーニーのイメージもフィーチャーされていることも見逃せない。

『ジュエル・ボックス』は、8枚組CD / 9枚組アナログLPのボックス・セット、及びそれを分割してそれぞれ独立させた4枚組アナログLP、3枚組アナログLP、2枚組アナログLPの各フォーマットで発売される(日本では8枚組CDボックス・セットのみ輸入国内盤仕様で発売 / LPはすべて輸入盤のみ発売)。ストリーミング・サービスでは、豊富なレアリティや、ディープ・カット(隠れた名曲)、B面曲から定期的に3曲ずつ配信し、最終的には3月のエルトンの誕生日に合わせて、『ジュエル・ボックス』全曲の配信が完了する予定だ。

■商品情報

ジュエル・ボックス / エルトン・ジョン

2020年11月13日全世界同時発売

CD8枚組: UICY-79376  

価格: 17,000円+税

輸入国内盤仕様 / 日本盤CDのみSHM-CD仕様

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