京葉臨海鉄道210レ石油専用貨物列車 11/14浜五井駅、KD55 201と宇都宮や郡山をめざすタンク車たち

11月14日、千葉県市原市五井海岸にある京葉臨海鉄道 浜五井駅に、自社発注ディーゼル機関車 KD55形201号機と、タンク車を連ねた210レ石油専用貨物列車が待機中。

210レは、浜五井を15:27に出ると、京葉市原を通過し、千葉貨物駅に15:42につく。千葉貨物駅で待機していた211レ石油返空列車は、その3分後に出発し、この浜五井に16時ちょうどに入ってくる。

KD55 201 は、新潟鉄工所で1995年につくられたくるま。唯一の200番台で冷房がつく。最近、検査を受けたのか車体も台車も意外ときれい。「2020-5 京葉」と記載がある。

京葉臨海鉄道は、1997年からディーゼル機関車の検修業務受託を展開している。

日本オイルターミナルのタキ43000・タキ1000には「八王子」「郡山」、日本石油輸送タキ43000ガソリン専用車には「宇都宮タ」の札がある。

浜五井駅の西方で、臨海本線と分岐する線路がみえる。この分岐線の先には、コスモ石油 千葉製油所などをはじめとする、石油系のプラントが密集するエリアがある。

京葉臨海鉄道が蘇我~浜五井の間で運輸営業を始めたのは、1963(昭和38)年から。

1978(昭和53)年から1983(昭和58)年までは、成田空港への航空燃料輸送も担っていた。

更新工事もすすむ。2019年度には、踏切警報機取替(2組)、踏切しゃ断機取替(6組)、踏切器具箱取替(6組)、脱線防止ガードレール(4組設置)、さらに枕木をPCマクラギに、1000本交換した。

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