「大改造!!劇的ビフォーアフター」加藤みどりからキムラ緑子へナレーターがバトンタッチ

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テレビ朝日系の人気番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」(不定期放送=ABCテレビ制作)で、2002年の放送開始以来、20年近く番組を支えてきたナレーターの加藤みどりが卒業し、11月15日放送の2時間半スペシャルからは女優のキムラ緑子が受け継いで、新たなスタートを切った。

最初のナレーション収録を終えたキムラは、「すごく難しかったです。大変でした。プレッシャーもありましたし」と緊張した様子だが、「もともと私が好きな番組で、ずっと見させてもらっていました。だからナレーションが代わったことで、そこに気を取られたくなかったんです。『ビフォーアフター』といえば、加藤みどりさんの声がすごく印象にあるんですよ。あのちょっと硬くて明るい声が、たくさんの家族の人生を見守ってきたみたいな感じがして。私も一視聴者としてずっと耳にしていたので、今はもう本当に一生懸命この世界を壊さないように、守っていかなきゃいけないなと思っています」と番組への思いを語る。

収録では、番組MCの所ジョージが加藤からキムラにバトンタッチしたことを明かすと、ゲストの鈴木浩介は「えっ、そうなんですか。緑子さん、事務所の先輩なんですけど……全く違和感がない」と驚きの声を上げる一幕も。

キムラは「そうですか、よかったー。でも、このナレーションって、すごいテンションが要りますね。番組を見ているだけだと、なかなか気付かないのですが、みどりさん、こんなにしゃべってらしたんだなって、驚きました。難しい用語もたくさん出てくるし。たくさんの情報が、あの柔らかな番組の空気の中で淡々と流れていく。それが番組の醍醐味(だいごみ)なんだけど、これ説明するのめちゃくちゃ大変なんです(笑)」と喜びとともに、苦労を明かした。

そんなキムラに、芝居とナレーションの違いを聞いてみると、「ナレーションってお芝居とは違った難しさがありますね。最後の家族のシーンも、ナレーションは泣いちゃいけないでしょ。お芝居だったらそこに自分の感情が入るんですけど、感情を入れちゃうと、泣きながらのナレーションになってしまう。それはできないから、とにかく1回VTRを最初からちゃんと見て、泣いておかないとダメなんです。事前にこんな流れかって整理しないと、感情が揺らいで、たぶん原稿が全く読めなくなったりする時があるんですよね」と感情のコントロールに大きな違いがあると説明。

また、クライマックスの名ゼリフ「なんということでしょう」にも初挑戦。「もう、どうしようかと悩みました。もっとみどりさんのまねをしたかったけど、やっぱり全然マネできないっていうか。開き直って、自分流にしゃべったら、それも面白くていいのかなとも思いました」とやや苦笑。しかし、VTRを見た所が思わず感心して拍手を送ったということで、「うれしいですね。所さんって、なんていうか、ふわっとそばにいてくれるっていうか。不思議な方ですよね。すごい人なのに、あんまり緊張させないっていうか。隣にいるお兄さんみたいな感じで。私、この番組にゲストで出演させてもらったことがあるんですけど、その時も温かく迎え入れてくださって。自分が見ていた番組だからか、その時が所さんとは初対面のはずなのに、ずっと昔から知り合いだった?って感じになって、すごく楽しかった思い出があります」と、番組出演の思い出とともに振り返った。

番組をかかさず見てきたキムラは、自宅のリフォームにも強い関心があるという。「私も自分の家があるから、こう直したい! ここで頼みたい!って思うんだけど、それほど不便な家でもないし、頼めないなってジレンマを抱きながら、番組を見ています。いつも匠のアイデアが満載で、ホント魔法を見るような喜びがありますよね。だから私も刺激されて、実は古い空き家を探しているんですよ。今なら番組に携わらせていただいているから、初のナレーションからの依頼とか、やっぱりダメですか?(笑)」と自らの家を提供するアイデアで、あふれる番組愛をアピールした。