世界初の自動運転レベル3市販化! 大快挙を果たしたホンダ レジェンドってどんなクルマ!?

最近ホンダ レジェンドが再び注目を集めている。そう、世界で初めて自動運転レベル3の型式認定を獲得したのだ。簡単に言えば、レベル3のクルマが世界で初めて販売&公道を走ってもOKというモノで、世界的快挙ともいえるビッグニュースなのだ。でも、レジェンドってそもそもどんなクルマだった!? というあなた。簡単にご紹介します。>>

ホンダ 新型レジェンド

セダン版NSX! 完全なドライバーズカー

少しだけ専門的な話をすると、ホンダ レジェンドは3モーター式のスポーツハイブリッドSH-AWDなる機構を搭載するハイブリッドカーだ。

これだけ聞くと“なんだレジェンドまでエコカーになってしまったか”と思うだろうが、それは違う。そんじょそこらのハイブリッドカーとはワケが違うのだ。システム自体の話は割愛するが、わかりやすくそのスゴさを言うならば、あのジャパニーズスーパーカーのNSXとまったく同じ機構を搭載したモンスターセダンなのだ。

昔風の表現をするとまさに“羊の皮をかぶった狼”的なイメージで、ほかのLサイズセダンとは全く性格の異なるスポーツセダンだ。

見やすい2モニターに注目! 地道な改良でまさに熟成

レベル3搭載モデルは物理メーターではなく、フル液晶タイプとなる見込みだ

他のモデルではあまり見ない2モニター式を採用し、上部モニターにはナビなどを。下部にはエアコンや目的地設定の際に使うキーボードなどを表示する。

2018年にビッグマイナーチェンジを敢行し、エクステリアデザインを大きく変更したものの、車内においてはごくわずかな改良となった。

改良前の2015年モデル, 現行モデル
改良前の2015年モデル, 現行モデル

改良前のインパネはボタン各種を漢字表記とするなど、正直“ラクラクホンか?”とも思えるデザインであったのだが、上述の改良に合わせて英語表記となりカッコいい印象になるなど、地道な改良を積み重ねているのだ。

視線移動なしで自然に使えるため、現在はアコードなどにも積極的に採用されている

加えて特徴的なのがボタン式のシフトで、上からP→R→N→Dというイメージだ。慣れるまでに時間がかかる人もいるだろうが、かなり自然に操作ができるのがポイントだ。

簡単にレジェンドの特徴に触れてみたが、ご覧の通りホンダらしさが詰まった一台だ。しかもこのクルマに世界で初めて型式認証を獲得したレベル3の技術が搭載されるとあれば、注目は必至レベル3の自動運転技術を世界初搭載した新型レジェンドは、日産 スカイラインに搭載されているプロパイロット2.0や、スバル 新型レヴォーグのアイサイトXなどといった自動運転レベル2の機能とどう違うのか?

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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