運営会社撤退の兵庫・加古川プラザホテル 飲食2社が事業引き継ぎへ

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新たな運営会社が決まり、12月に再出発する加古川プラザホテル=加古川市加古川町溝之口

 JR加古川駅南に立地し、運営会社が撤退を表明していた兵庫県東播地域の中核ホテル「加古川プラザホテル」について、12月から同県内の飲食業2社が事業を引き継ぐことが16日、分かった。従業員の再雇用に向けて採用面接などを実施している。(笠原次郎)

 現在の運営会社に代わり、居酒屋などを展開する「カノコ」(同県加古川市)が宿泊とレストラン、管理部門を、懐石料理店などを手掛ける「シンエーフーヅ」(神戸市中央区)が宴会部門をそれぞれ引き継ぐ。

 同ホテルは9階建てで1986年に開業。客室は128室あり、ビジネス客の利用が多く、大型宴会場を備える。開業当初は神戸製鋼所の関連会社が運営していたが撤退し、2002年に運営会社「ホテルシステム二十一」が引き継いだ。

 だが、西隣にビジネスホテルが昨年開業するなど競争が激化。新型コロナウイルスの感染拡大で客室稼働率が低下し、宴会の売り上げも大幅に減っていた。8月に、ホテルシステム二十一の親会社「マーチャント・バンカーズ」(東京)が撤退を表明。加古川市の第三セクターで、ホテルを所有する「加古川商工開発」が後継企業を探していた。