感染拡大地域でのGoToイートの除外策要請へ

 新型コロナウイルス感染症の新規感染者が16日953人となり、累計での感染者数は11万9655人、死者1905人になっている。第3波ともいわれる中で16日開かれた政府の新型コロナウイルス感染症対策本部では、菅義偉総理が「今後、感染拡大が見られる地域では、一定人数以上、例えば5人以上の単位で飲食を行う際には、GoToイートの食事券やポイントの対象外とすることについて、家族の食事の取扱いを含め、具体的対応について各都道府県知事に検討を要請する」とした。

 また国民に対しても菅総理は「国民の皆様には専門家から提言されている、飲酒を伴う懇親会や大人数・長時間におよぶ飲食など、感染リスクが高まる『5つの場面』に注意し、改めて、3密の回避、会話時のマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するようお願いいたします」と感染防止に協力を求めた。

政府は飲酒を含めてすべての場面で基本はマスク着用や三密回避。室内では換気を良くし、集まりは少人数・短時間に。大声を出さず会話はできるだけ静かに。共用施設の清掃・消毒、手洗い・アルコール消毒の徹底を図るよう、協力を求めている。

 菅総理はこの日、感染防止のために営業時間短縮を自治体が要請する場合についても「地方公共団体が特措法担当大臣との協議を経て、エリア・業種を限定した効果的な営業時間短縮要請などを行い、協力金の支払いなどを行う場合には、新たに500億円の枠を活用して地方創生臨時交付金の追加配布を行って支援する」考えも示した。(編集担当:森高龍二)

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