ブレーブスがFA左腕・スマイリーと1年1100万ドルで契約

ブレーブスは日本時間11月17日、フリーエージェントの先発左腕ドリュー・スマイリーと1年1100万ドルで契約したことを発表した。先発ローテーションに若手投手がズラリと並ぶブレーブスは、彼らをサポートするベテラン投手の補強を目指しており、31歳のスマイリーはその役割を担うことになるだろう。アレックス・アンソポロスGMは「ドリューは我々が特に注目し、非常に高く評価していた投手だった」と語り、スマイリーの加入を歓迎した。

今季のスマイリーはジャイアンツで7試合(うち5先発)に登板して26回1/3を投げ、0勝1敗ながら防御率3.42、42奪三振、被打率.198の好成績をマーク。奪三振率14.35は5先発以上の投手で両リーグ最高の数字だった。トミー・ジョン手術からの復帰1年目となった2019年はレンジャーズとフィリーズで防御率6.24に終わったが、今季は見事に復活を遂げ、ブレーブスとの契約を勝ち取った。

アンソポロスによると、ブレーブスはスマイリーが2019年途中にレンジャーズからフィリーズへ移籍し、フィリーズで復活の兆しを見せ始めたころから獲得に興味を持っていたという。アンソポロスは「カーブは彼にとってホンモノの武器だ」と語り、今季の投球割合の36.5%を占め、被打率.184、空振り率50.0%を記録したスマイリーのカーブを絶賛した。

スマイリーの加入により、ブレーブスの来季の先発ローテーションはポストシーズンで好投したマックス・フリード、イアン・アンダーソン、カイル・ライトの3人に、アキレス腱の故障から復帰予定のマイク・ソローカ、そして新加入のスマイリーの5人で形成されることになる。ブライス・ウィルソンなど他の先発候補もおり、噂されていたアダム・ウェインライト獲得の可能性は低くなったと言えるかもしれない。

ブレーブスは2019年にブレイクの兆しを見せたトラビス・ダーノウを獲得し、今季の大活躍につなげた実績がある。アンソポロスはダーノウと同様に、スマイリーも自軍で素晴らしいシーズンを送ってくれることを期待しているようだ。

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