壁一面本棚のメリット・デメリットやインテリア実例を紹介

「たくさんの本に囲まれて暮らしたい」そんな本好きな方の願いを叶えられるインテリアが、壁一面本棚です。この記事では、憧れの壁一面本棚を実現するメリット・デメリットや、おしゃれなインテリアの実例を紹介します。本に囲まれた夢のような住空間を作りましょう。

壁一面の本棚を作る方法

デザインの自由度が高い注文住宅のほかにも、壁一面本棚を作る方法はいくつかあります。住まいの状況に合わせて作り方を選びましょう。

自宅をリノベーションする

自宅をリノベーションするタイミングで壁一面本棚を設置する方法があります。施工会社へオーダーメイドの依頼をすれば、自宅に合わせてデザイン性の高い本棚をプロに作ってもらえるのが魅力です。一方で、オーダーメイドの予算はほかの方法と比べて高額な傾向にあります。

組み立て式本棚を購入する

部屋のサイズに合わせて、既製品の組み立て式本棚を購入し、自分で設置する方法です。たとえば、「margherita(マルゲリータ)」のプロダクトシリーズの壁一面本棚は、サイズに合う商品を購入すれば簡単に組み立てができ、オーダーメイドよりも費用を抑えられます。

DIYで設置する

既製品の壁一面本棚が部屋のサイズに合わない場合には、DIYで本棚を作って設置する方法もあります。棚板と背板をサイズに合わせてカットし、市販のパーツを使って接続や固定をすれば完成です。コストを大幅に抑えながら、自分好みの壁一面本棚に仕上げられます。

おしゃれな壁一面本棚のインテリア実例

おしゃれな壁一面本棚のインテリアコーディネートを紹介します。アイデアを参考にして、自宅に憧れの本棚を取り入れましょう。

デザインがシンプルで美しい正方形本棚

from_okinawaさんのインスタグラムより

収納スペースが正方形に仕切られた壁一面本棚は、シンプルなデザインならではの素朴な美しさが魅力です。正方形の本棚は、サイズの異なる本を収納しやすく、かつ置き物や観葉植物などのちょっとしたインテリアを飾るのにも適しています。

仕事や趣味の活動のための書斎だけでなく、リビングルームのインテリアとして壁一面本棚を設置するのもおすすめです。理想の部屋の雰囲気に合わせて、本棚のデザインを選びましょう。

シックで落ち着いた書斎

neet_shufuさんのインスタグラムより

本棚といえば、書斎に必須のインテリアのひとつです。定番のコーディネートで落ち着きのある書斎を作りたいなら、ダークブラウンのように落ち着いた色の壁一面本棚を選びましょう。大人の部屋に似合うシックな雰囲気となります。

オープンな書斎スペースは、壁一面本棚を設置するのにぴったりです。大きめの図鑑や雑誌を収納できるのはもちろん、お気に入りの本を立て掛けて“見せる収納”もでき、コレクションする楽しみを味わえます。書斎のデスクはあえて壁向きに設置し、本棚を背後にすることで集中できる空間づくりを意識しましょう。

スタッキングシェルフを組み合わせた本棚

musubi0916さんのインスタグラムより

住まいの間取りによっては、壁一面本棚を設置できないスペースもあります。たとえば、腰高窓のある部屋では、窓のある壁には壁一面本棚を設置できません。そこで活用したいのが、低い位置にも収納スペースを確保できるスタッキングシェルフです。壁一面本棚とスタッキングシェルフを組み合わせて、間取りに合わせて上手に本の収納スペースを確保しましょう。

その際は、本棚とスタッキングシェルフのカラーやデザインに統一感を持たせるのがポイントです。異なるインテリアを組み合わせて、スペースを無駄なく活用しましょう。

階段部分の壁面を利用した本棚

デザインの自由度が高い注文住宅なら、リビング階段の壁面を壁一面本棚にする方法もあります。吹き抜けになった天井の高い位置まで、壁一面本棚を設置することも可能です。インテリアとしてのインパクトが強いだけでなく、通常の壁一面本棚と比べても抜群の収納力を誇ります。

本棚の高い位置にある本も、階段を上れば簡単に取りに行けます。まるで秘密基地のような本棚は、子どもはもちろん大人までワクワクさせられます。限られたスペースを賢く活用して、大型の壁一面本棚を設置してはいかがでしょうか。

デスクと一体化した本棚

壁一面本棚のなかには、デスクと一体化したデザインもあります。本棚とデスクというふたつの大型家具がまとまっていると、見た目がおしゃれに仕上がるだけでなく省スペースにもつながります。インテリアのデザインにこだわり、かつ限られた空間を広々と使いたい場合に最適です。壁一面本棚の下部にシンプルなデスクのスペースを取り付けてみましょう。

お気に入りの本に囲まれたデスクは居心地が良く、作業のモチベーションがアップすること間違いなし。子ども部屋の勉強スペースはもちろん、大人が趣味を楽しむ部屋に設置するのもおすすめです。

ダイニングテーブルに合わせた本棚

「常に本のある空間で過ごしたい」そんな本好きの方は、書斎やリビングルームだけでなく、ダイニングにも壁一面本棚を採用してはいかがでしょうか。ダイニングテーブルと壁一面本棚を組み合わせてコーディネートする際は、家具をシックなダークブラウンで統一してみると、落ち着いて食事を摂りやすい雰囲気を演出できます。

本棚の収納スペースは、マグカップやポットなどの食器を置くのにも便利です。いつものダイニングにたくさんの本があるだけで、まるでブックカフェのようにおしゃれな非日常空間を作れます。

DIY本棚

自分好みの壁一面本棚が欲しいなら、DIYで作るのもひとつの手です。そんなときおすすめなのが、女性人気の高いDIYパーツブランドの「LABRICO(ラブリコ)」。ラブリコのパーツは、簡単に組み立てができる設計や、安全性の高さなどが特徴です。壁に穴を空けたり、複雑な手順で組み立てたりする必要がないため、賃貸住宅でも憧れの壁一面本棚を実現できます。

天井から床まで固定する壁一面本棚には、アジャスターのパーツを使用すると便利です。空間のサイズに合わせて、理想のイメージにぴったりな壁一面本棚を作りましょう。

壁一面の本棚を作るメリット

壁一面本棚は、床から天井までのスペースを余すことなく本の収納に使える収納力の高さや、住空間に大量の本をおしゃれに収納できるデザイン性の高さから人気があります。本好きな方にはたまらない、憧れのインテリアのひとつです。まずは、そんな壁一面本棚のある空間を実現するメリットを紹介します。

空間を持て余さずに有効活用できる

壁一面本棚では、部屋の床から天井までのスペースをすべて収納として使います。一般的な本棚と比べると、高さも幅もサイズが大きく、より多くの本を収納できるのがメリットです。また、これだけ収納力が高いのに、奥行は一般的な本棚とほとんど変わりません。省スペースで、室内にはテーブルやソファなどのほかの大型家具を問題なく設置できます。

所有している本の数が多い場合や、部屋に複数の本棚を設置するスペースがない場合に、壁一面本棚がおすすめです。壁面収納で空いている空間を有効活用して、大量の本をおしゃれに収納しましょう。

地震で棚ごと倒れる心配がない

壁一面本棚は、天井と床を使って固定したり、壁に固定したりと、基本的に安全性の高い方法で設置されています。部屋の一部に固定されているため、地震で棚ごと倒れる心配が少ないと考えられています。壁一面本棚をDIYするなら、安全のために市販のパーツを使って固定することをおすすめします。

インテリアコーディネートの幅が広がる

壁一面本棚は、収納力が高く便利である一方で、デザイン性の高さでも評価されています。インテリアとして存在感があり、大量の本を“見せる収納”としておしゃれに飾れるのがメリットです。

壁一面本棚は仕事や勉強に使う書斎や子ども部屋だけでなく、リビングルームやダイニングをはじめとした、あらゆる空間にマッチします。家全体をブックカフェのような非日常空間に仕上げるアイデアも実現可能で、インテリアコーディネートの幅が広がります。一味違う個性的な住空間を作りたい方も、ぜひ壁一面本棚を検討してみましょう。

壁一面の本棚を作るデメリット

多くのメリットが期待できる、憧れの壁一面本棚ですが、いくつかデメリットもあります。住まいに取り入れる前に、どういった注意点があるか確認しておきましょう。

壁面に家具を寄せにくい

壁面収納の一種である壁一面本棚を設置すると、壁面に家具を寄せたレイアウトを選びにくくなります。たとえばリビングルームなら、壁面にテレビ台やソファなどの家具を設置できないため、別の配置を検討する必要があります。はじめに家具のレイアウトを決めておきましょう。

高額な費用がかかることも

壁一面本棚は、注文住宅やリノベーションの際にオーダーメイドする方法がありますが、この場合は高額な費用がかかる可能性があります。一般的な本棚の購入価格と比べて高めに予算を設定するか、またはDIYをしてリーズナブルな費用で入手するか、検討してみましょう。

圧迫感を感じやすい

床から天井まで余すことなく収納スペースとして活用できる壁一面本棚ですが、なかには見た目に圧迫感をおぼえる方もいます。とくに、開放感のある住空間が好みの方は、壁一面本棚をどの部屋に設置するべきか、あらかじめ十分に考慮しておきましょう。

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