剛力彩芽が食品ロスの現場を体験

RKB毎日放送は11月10日に「創立70周年に関する記者会見」を開催。2021年6月29日に開局70周年を迎えるにあたり、「カラー放送からカラフル放送へ。Be colorful.rkb 70th」というタグライン(長期的に展開する企業理念を端的に表した言葉)を設定。従来のカラー放送以上の多様性ある視点で情報を発信していくという。

70周年の関連事業は11月16日(いいいろの日)からスタートし、2021年度末まで展開。特別番組やレギュラー番組内での集中企画、連続ラジオ小説と銘打った朗読劇、同局の食堂から出る生ごみを堆肥化して野菜を栽培する取り組みなどが予定されている。

TVガイドwebが特に注目したのは、12月6日にJNN28局フルネットで同時放送する特番「食が変われば地球が変わる」(午後3:30)。剛力彩芽が、まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」の現場や、カフェで始まった新たな取り組みなど、食の最前線を体験する。また、Z世代(1990年代後半から2000年生まれの世代)と呼ばれる若者たちが発信する新しい消費の形も紹介。“今、世界で最もホットな「地球にやさしい食」”に迫るという。

【剛力彩芽 コメント】
「正直、知らないことばかりでした。『食品ロス』についてもニュースなどで知ってはいましたが、これほど多いとは。実際に目にすると、言葉を失いました。一方で、私たちが日々の暮らしでできることもたくさんあるんだ、ということも実感。『知る』ことはとても大事なことだと思います。番組では、おいしいものにも出合いました。難しく考えずに見ていただきたいと思います。微力ですが『地球にやさしい食』を、私も発信していきたい。明るい未来を想像したくなる番組です」

【高藤秋子(RKBプロデューサー) コメント
「『食品ロス』を主要テーマに取り上げているんですが、『もったいない』という部分の印象が強いですけど、それだけではなく、その多くが焼却処分されていて、ものすごく多くの二酸化炭素を排出し、地球温暖化の原因にもなっていたりします。その解決策の一つとして家庭ごみの削減があるんですが、ずいぶん前から地域を挙げて『生ごみゼロ』に取り組んでいる福岡のNPOがあるんです。その活動が東京にも飛び火している現状などを紹介しており、このあたりが福岡の局ならではの視点・RKBらしさかもしれません。加えて北欧の取り組みなど、現地のプロダクションさんの協力を得て海外の映像も少し盛り込む予定です」

このほか、同局の新しいwebメディアとして「RKBオンライン」の開設を発表。入社8年目の有中沙織氏を“編集長”に起用し、テレビやラジオとは異なる層をターゲットにした新たなオリジナルコンテンツなどを動画やテキストで配信していく。こちらも11月16日からスタートした。

© 株式会社東京ニュース通信社