【奈良紅葉】週末に行きたい!奈良にある紅葉スポット厳選5選

“シカ×紅葉”、“文化財×紅葉”と、奈良には紅葉の楽しみ方がいっぱい!思い思いに秋の思い出を作ってくださいね。

(1)奈良公園(奈良市)

浮見堂周辺など園内全体が色鮮やかに染まる

『春日大社』や『興福寺』、『東大寺』、『正倉院』、『奈良国立博物館』など歴史的文化遺産や社寺が点在する『奈良公園』。約1,300頭の野生のシカが生息していることでも有名です。
約660haの広大な敷地では、秋になるとサクラやイチョウなどが色づいてきます。
世界遺産に登録されている春日山原始林を周回する全長約9.4kmの春日山遊歩道では、ピクニック気分で紅葉を楽しむことができます。

紅葉時期しか見ることのできない景色を

『猿沢池園地』や『浮雲園地』、『浅茅ヶ原園地・浮見堂』、『吉城園』、『吉城川』周辺、『みとりゐ池園地』、『東塔跡園地』など見どころもたくさんあり、それぞれの場所で色鮮やかな紅葉が満喫できます。
野生のシカと一緒に紅葉を満喫できるのも魅力ですね。

秋はオスのシカが発情期に入るため、気が荒くなっていて人に襲いかかることがあります。
シカを叩いたり、追いかけたり、いたずらをしないようにしましょう。
また鹿せんべい以外の食べ物(お菓子、パン、野菜、残飯など)を与えると、シカが病気になったり事故につながる恐れがあります。
ゴミを捨てると間違ってシカが食べてしまうことがあります。
人とシカとの事故が多発していますので、くれぐれも注意してくださいね。

『奈良公園』

■住所:奈良県奈良市春日野町 ほか

■アクセス:近鉄「奈良駅」から徒歩約8分、JR奈良駅から奈良交通バス(市内循環・外回り)で「県庁前」下車、もしくは目的の社寺や施設名のバス停で下車

■営業時間:終日開放(吉城園は9:00〜17:00 ※最終入園16:30)

■定休日:なし(吉城園は2月24日〜28日)

■電話番号:0742-22-0375

https://www3.pref.nara.jp/park/

(2)正暦寺(奈良市)

約3,000本のカエデが順番に色づく

3,000本超のカエデに囲まれた『正暦寺』。山内をあでやかに染める紅葉が錦のように見えることから、古来より“錦の里”と呼ばれてきました。
国の重要文化財に指定されている『福寿院』から見る紅葉も見事。こちらでは正暦寺で仕込んだ酒母を用いて醸造した“菩提もと仕込み清酒”の販売もしています。
また秋から冬にかけては1,000株以上の難点が赤い実を付け、山道を彩ります。紅葉と南天が一度に楽しめるのはうれしいですね。

『福寿院』の借景庭園から見た紅葉

12月6日(日)までは「秋の特別公開」を実施。『正暦寺』所有のさまざまな文化財を公開していて、『正暦寺』本堂では“秘仏・本尊薬師如来像”のご開帳も行っています。
11月29日まではJR奈良駅発、近鉄奈良駅経由の直通臨時バスも運行中なのでぜひ利用してください。

【拝観料】
大人500円、小学生200円

『正暦寺』

■住所:奈良県奈良市菩提山町157

■アクセス:JR・近鉄「天理駅」からタクシーで約20分

■営業時間:9:00〜17:00(16:30受付終了)、12月7日〜2月は16:00まで

■定休日:なし

■電話番号:0742-62-9569

http://shoryakuji.jp/

(3)長谷寺(桜井市)

五重塔と紅葉の競演を見ることができる

“花の御寺”として有名な『長谷寺』は、梅や桜、牡丹、アジサイ、睡蓮、金木犀、ツツジ、山茶花など、四季折々の美しい花を眺めることができる、花の名所です。
秋は赤や黄、茜色に染まった美しいグラデーションの紅葉を目当てに、多くの人が訪れています。
12月6日(日)までの「長谷寺もみじ・秋季特別拝観」では、長谷寺本坊特別拝観や本尊大観音特別拝観、観音画家・木綿花(ゆうか)さんの個展などを行っています。
普段は立ち入り禁止となっている国宝本堂へ入ることができ、観音さまのお御足(おみあし)に直接触れてお参りができます。

紅葉が反射して空間全体が真っ赤に

共通拝観券「期間限定共通拝観券」(1,700円)なら、入山料と本尊大観音特別拝観、長谷寺本坊特別拝観がセットになっていてお得ですよ。
『長谷寺』と『室生寺』を結ぶ直通臨時バスも運行しているので、移動も楽チンです♪

【入山料】
大人・中高生500円、小学生250円

『長谷寺』

■住所:奈良県桜井市初瀬731-1

■アクセス:近鉄「長谷寺駅」から徒歩15分

■営業時間:9:00〜17:00、12月は16:30まで

■定休日:なし

■電話番号:0744-47-7001

https://www.hasedera.or.jp

(4)室生寺(宇陀市)

太鼓橋と紅葉のコラボを楽しもう

『室生寺』は別名“女人高野”とも呼ばれていて、高野山に参拝できなかった女性の参拝を受け入れ、女性の信仰を集めたお寺です。
大和路屈指の紅葉の名所と言われていて、モミジやイチョウが朱色や黄色、茜色に境内を鮮やかに染め上げます。

境内全体が紅葉に包まれる

太鼓橋から仁王門にかけての参道や、国宝の金堂へ向かう鎧坂、そして本堂付近の紅葉は見逃せません!
国宝や重要文化財指定されている仏像などを展示する「寳物殿(ほうもつでん)」もぜひチェックしてください(拝観料600円 ※入場制限あり)。
今年は残念ながら「国宝五重の塔と紅葉のライトアップ」や「もみじ祭り」は開催されませんが、『室生寺』と『長谷寺』を結ぶ便利な直通臨時バスを利用して、2か所の紅葉を楽しむのもオススメですよ。

【入山料】
大人600円、子供400円

『室生寺』

■住所:奈良県宇陀市室生78

■アクセス:近鉄「室生口大野駅」からバス「室生寺」下車徒歩5分

■営業時間:9:00〜16:00

■定休日:なし

■電話番号:0745-82-2457(宇陀市役所 観光課)

http://www.murouji.or.jp

(5)吉野山

花矢倉展望台からは山全体が色づいた様子が見られる

春には約30,000本の桜が楽しめ、“日本一の桜の名所”とも言われる『吉野山』。
秋にはその桜の葉やモミジが紅葉し、山全体が色とりどりに染まる景色を満喫できます。
山頂から麓へと色づいていくさまを見ることができ、吉野山を一望できる『花矢倉展望台』から見る絶景に感動すること間違いなしです。

あたり一面が真紅の絨毯に

11月30日(月)までは中千本から下千本周辺の、『吉野山公園』5か所で夜間ライトアップを開催。
赤や黄色に色づいた紅葉が浮かび上がる、美しい光景を眺めることができます。
周囲には寺社仏閣などの観光スポットも多く点在しているので、1日かけて巡るのがオススメ。
ハイキングやご当地グルメも楽しめます♪

『吉野山』

■住所:奈良県吉野郡吉野町吉野山

■アクセス:近鉄「吉野駅」から吉野山ロープウェイ「吉野山駅」下車すぐ

■営業時間:終日開放、夜間ライトアップは17:00~21:00

■定休日:なし

■電話番号:0746-39-9237

http://www.yoshinoyama-sakura.jp

まとめ

今年は少し紅葉が早まっているみたいですね。週末は大変混雑するので、公共交通機関を使って出かけてくださいね。ゆっくりと見るなら平日がオススメです。

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