ACSLとA.L.I.、安全なドローン運搬システム構築に向けた連携開始

ACSL-PF2物流用ドローン 株式会社自律制御システム研究所(以下:ACSL)と株式会社A.L.I. Technologies(以下:A.L.I.)は、安全なドローン運搬システムの構築に向けた連携を開始する。

両社はドローンの物流産業という配送以外にも、ドローン利活用の多様化によって「モノを運搬する」ニーズ拡大を実感しこれに着目した。同連携により、ACSLの産業用ドローンにおけるハードウェアテクノロジーとA.L.I.のソフトウェアテクノロジーを組み合わせることで、運搬システムの信頼性向上と商用利用に向けた実用化を早期に確立することが可能になる。すでに具体的なクライアントニーズも獲得し、来年度の早期商用化を目指しているという。

参照:小型無人機に係る環境整備に向けた官民協議会(第14回)発表「空の産業革命に向けたロードマップ 2020~我が国の社会的課題の解決に貢献するドローンの実現~」より抜粋

ACSLは、これまで物流・インフラ点検・災害領域での産業用ドローンを社会実装することで、様々な現場の課題を解決してきた。中型ドローン「ACSL-PF2」と小型ドローン「Mini」を開発しており、あらゆる環境、課題に合わせてカスタマイズすることで、市場を拡大してきた。さらに、2020年8月に中期経営方針「ACSL Accelerate 2020」を公表し、2022年の有人地帯上空での目視外飛行(レベル4)に関する規制整備が整う見通しの中で、よりセキュアで信頼性の高いドローンの開発・量産化を推進している。

A.L.I.は2019年11月に大型資金調達を実施しており、出資した多くの事業会社とオペレーションが始まっている。社内にて機体の開発・カスタム対応を行う体制を有しており、顧客のフィードバックを元に独自の機体開発にも力をいれている。ACSLとの連携によって高品質な運搬システム構築を早期に実現し、新たな社会実装に向けたメイドインジャパンのドローンシステムを確立させることが可能になる。

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