杉田ゴルフ場売却へ コロナ受け、西武HD

ゴルフ場(イメージ)

 西武ホールディングス(HD、東京都)は、西武鉄道(埼玉県)が所有する横浜市金沢区の「杉田ゴルフ場」と併設のテニスコートを売却する方針を決めた。いずれも来年4~5月に一般営業を終了する。売却先は確定していないが、本年度中の決定を目指す。

 西武HDによると、新型コロナウイルスの影響による業績悪化を受けて保有資産などを見直した結果、売却の判断に至ったという。担当者は「両施設ともコロナショックで売り上げが落ち込んでいるものの、安定的に収益を上げていた」と説明している。

 杉田ゴルフ場とテニスコートは、西武グループが運営する「横浜・八景島シーパラダイス」に近接し、敷地面積は計約8万平方メートル。ともに西武HD傘下のプリンスホテル(東京都)が運営し、1961年に開業したゴルフ場は200打席の練習場などを備える。

© 株式会社神奈川新聞社