ドジャース・ベリンジャーが右肩手術 決勝アーチ祝福で脱臼

ドジャースは日本時間11月18日、コディ・ベリンジャーが利き腕ではない右肩の修復手術を受けたことを発表した。ベリンジャーはダイビングキャッチを試みた際に右肩を脱臼したことが何度かあり、ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第7戦で決勝アーチを放った際、エンリケ・ヘルナンデスと腕をぶつけ合って喜んだときに再負傷していた。来週からアリゾナでリハビリを開始し、全治10週間の見込み。ドジャースによると、来春のスプリング・トレーニングには間に合う予定だという。

ベリンジャーは右肩の状態が思わしくないままワールドシリーズでも出場を続け、6試合のうち5試合は中堅手として出場(残りの1試合は指名打者)。ところが、地区シリーズ3試合で打率.333(12打数4安打)、1本塁打、5打点、OPS1.179、リーグ優勝決定シリーズ7試合で打率.200(25打数5安打)、2本塁打、5打点、OPS.875を記録したのに対し、ワールドシリーズ6試合では打率.136(22打数3安打)、1本塁打、3打点、OPS.481に終わっていた。

ベリンジャーはリーグ優勝決定シリーズ第7戦の試合後、「キケ(=ヘルナンデスの愛称)の肩を少し強く叩きすぎて、僕の肩が飛び出してしまった。守備ができるように肩を元に戻さなければならなかったんだけど、ちょっと痛かったよ」とコメント。一方、ヘルナンデスも「ベリ(=ベリンジャーの愛称)は自分より強い人に手を出してはいけないということを知ったんじゃないかな」と話していた。

2017年に39本塁打を放って新人王に選出されたベリンジャーは、メジャー3年目の2019年に打率.305、47本塁打、115打点、15盗塁、OPS1.035の好成績をマークし、MVPを受賞。今季は56試合に出場して打率.239、12本塁打、30打点、6盗塁、OPS.789とやや低調なシーズンを過ごした。右肩を手術して万全の状態で迎える来季は再びMVP級のパフォーマンスを見せることが期待される。

© MLB Advanced Media, LP.