松浦市議会 鷹島海底遺跡 保存活用特別委 3人を参考人招致へ

 長崎県松浦市議会鷹島海底遺跡保存活用特別委員会(宮本啓史委員長)は17日、来月22日に開く特別委で秋野公造参院議員(公明、比例区)ら3人を参考人として招致し、同遺跡や水中考古学の未来をテーマに意見を聞くことを決めた。
 来月の特別委では「鷹島神崎遺跡」の国史跡指定に尽力した秋野参院議員に国会での議論、長年にわたり遺跡調査に携わってきた池田榮史(よしふみ)・琉球大教授に学術的価値、稲沢文員(ふみかず)・松浦商工会議所会頭に市の観光推進への遺跡活用について意見を述べてもらう。また、友田吉泰市長ら行政機関側にもオブザーバー出席を要請。参考人の意見について質疑を交わす。
 同特別委は6月の定例会で同会議所など市内8団体から国立水中考古学学術研究施設誘致と遺跡の保存、活用を求める請願を受けて設置。これまで市や請願を提出した8団体と意見交換してきた。

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