表彰はされないけど… タイトルにはならない「攻守10部門」で見る貢献【パ編】

西武のコーリー・スパンジェンバーグ、ソフトバンク・周東、ロッテのレオネス・マーティン(左から)【写真:荒川祐史】

西武・スパンジェンバーグは三塁打リーグトップ、三振数もワースト

パ・リーグは9日に今季のレギュラーシーズン全日程を終了した。個人タイトルの投打12部門のうち、3年ぶりのリーグ優勝を飾ったソフトバンクが実に7冠を獲得。チーム状況を反映した形となった。では、タイトルとして表彰はされない各部門の“隠れタイトル”はどうなっているのか。振り返ってみたい。

【二塁打】
1 日本ハム 近藤健介 31本
2 楽天 鈴木大地 27本
3 西武 コーリー・スパンジェンバーグ 26本

【三塁打】
1 西武 コーリー・スパンジェンバーグ 8本
2 ソフトバンク 周東佑京 7本
3 ソフトバンク 柳田悠岐 5本

【塁打】
1 ソフトバンク 柳田悠岐 266
2 楽天 浅村栄斗 242
3 日本ハム 中田翔 216

三塁打では、初の盗塁王を獲得したソフトバンクの周東を抑え、西武のスパンジェンバーグが8本でリーグトップに。二塁打でも3位に入った。塁打では、今季最多安打のタイトルを獲得したソフトバンクの柳田が1位だった。

【三振】
1 西武 コーリー・スパンジェンバーグ 150
2 楽天 浅村栄斗 111
3 日本ハム 中田翔 109

【四球】
1 日本ハム 西川遥輝 92
2 楽天 浅村栄斗 91
3 日本ハム 近藤健介 89

【死球】
1 レオネス・マーティン 17
2 西武 山川穂高 13
3 オリックス 吉田正尚 8

三振は、西武のスパンジェンバーグが150個でワースト。楽天の浅村は111個で2番目に多かった一方、四球でもリーグ2位の91個だった。2年連続で最高出塁率を獲得した日本ハムの近藤は、四球数で3位に入った。

今季ブレークの鷹・栗原が2位タイの6犠飛、周東はワースト12失策

【犠打】
1 西武 源田壮亮 22
1 ソフトバンク 甲斐拓也 22
3 オリックス 安達了一 16
3 ロッテ 藤岡裕大 16

【犠飛】
1 日本ハム 中田翔 9
2 ソフトバンク 中村晃 6
2 ソフトバンク 栗原陵矢 6

【得点圏打率】
1 ソフトバンク 柳田悠岐 .369
2 日本ハム 西川遥輝 .358
3 オリックス 吉田正尚 .356

【失策】
1 ソフトバンク 周東佑京 12
2 西武 コーリー・スパンジェンバーグ 10
3 西武 源田壮亮 9

犠飛は、4年ぶり3度目の打点王を獲得した日本ハムの中田がリーグトップ。今季ブレークを果たしたソフトバンクの栗原も同僚の中村晃と並んで2位タイに入り、快音以外の貢献も裏付けた。失策は周東がリーグワーストに。2失策を喫して試合中のベンチで涙する試合もあり、レギュラー定着に向けた試練となった。(Full-Count編集部)

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