星野源 自身のエッセイに励まされた医療従事者に感謝「元気になってくれたのなら本当によかった」

17日深夜放送の『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、歌手で俳優の星野源が、自身のエッセイに励まされたという医療従事者のリスナーに感謝の言葉を贈る場面があった。

番組では星野が「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)にて連載しているエッセイ「いのちの車窓から」を読んだリスナーの感想を紹介していた。

今回のエッセイのタイトルは「出口」で、コロナ禍で大変な今年の世相を反映し、最初は面白いことを書くつもりだったそうだ。しかし、結局面白いことを書く気になれず、「出口を見失わないために、どういう気持ちでいればいいのか?」「自分はこう思うよ」というメッセージを書いたとのこと。

リスナーからのメールには病院の受付をしている人の投稿もあり、「今夜は今月号の『ダ・ヴィンチ』の『いのちの車窓から』の『出口』という回を読んで思わずメールしてしまいました。(本文の)『堂々と思っていい。私は最悪な気分だ』というこの1文にガツンと来きました」と書かれていた。

そのメッセージにはさらに、コロナ禍で暴言を吐かれたり、ときには物を投げられ、精神が消耗するなか、星野の言葉に励まされ、大きな声で不平不満は言えない職業だが「腹の中で思うのは自由だ」と嫌なことがあったときは「クソがっ!」と心の中で思って頑張っていると綴られていた。

このリスナーのメッセージに星野は「素晴らしい!」と拍手。「どんな状況なのかっていうのが、あんまり想像がつかないんだけど。そういうこと(利用者・患者の暴言)がやっぱりあるんだなというのを、このメールを読むと思うよね」と語った。

星野は、医療従事者の苦労は想像できない部分が多いとしつつも、「だからもう本当に大変だなと思うんですけど。エッセイを読んでちょっと元気になってくれたのなら本当によかったです」と感謝の言葉を贈ったのだった。

© 株式会社ジェイプレス社