【先駆者たち・持続可能なくらしへ】-3-「当たり前」問い直して

紫のリボンがシンボルマークとなっている「女性に対する暴力をなくす運動」真っ最中。「一人一人が大切にされる社会を」と山田成美さんは願う=宮崎市・県男女共同参画センター

人権と多様性の尊重を訴える 県男女共同参画センター所長 山田 成美さん(宮崎市)
 オフィスの壁に「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の目標が掲示されている。性別に関わらず、個性と能力を発揮できる社会を目指す宮崎市・県男女共同参画センター。SDGsを新たな切り口に啓発活動を展開している。子どもたちがゲームを通してSDGsを学ぶ催しを開いたり、広報誌で特集したり。
 学校や企業などから要望を受けて行う研修会のテーマにも「SDGsがめざすジェンダー平等」を加えた。依頼が増え、所長の山田成美さんは「人権や多様性が尊重される地域づくりが前進するのでは」と期待を抱く。

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