温湿度を一元管理 石川コンピュータ・センターがシステム

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 石川コンピュータ・センター(金沢市)は、食品事業所向けに、温湿度管理などを一元管理するIoT(モノのインターネット)システムを開発し、12月から提供する。食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」の導入を後押しするとともに、従業員の負担軽減につなげる。

 「ハサップ支援システム」は、手のひらサイズのセンサーを冷蔵庫や倉庫に設置するだけで、温湿度データを5分ごとに自動で記録する。数値はグラフ形式で確認でき、収集したデータを分析することで問題の発見や改善が図れる。異常時はメールなどで担当者に通知する。

 システム開発に際しては、食品製造業の教育支援を手掛けるエフディー・ラボ(加賀市)が協力し、導入後も事業所に対して衛生管理の助言などを行う。

 農林水産省が実施した調査によると、昨年10月時点でハサップを「導入済み」または「導入途中」と回答した事業者は全体の40・5%だった。

 石川コンピュータ・センターはコロナ禍で食品事業所でも遠隔監視の需要が高まっているとし、担当者は「さらなる食の安心安全を目指すシステムを提供し、働き方改革をサポートしたい」と話した。同システムは20日に金沢市の金沢港クルーズターミナルで開幕する「eメッセ金沢」(北國新聞社後援)で紹介される。