きょう（木）は、日本海から近づく低気圧や前線の影響で日本海側から天気はゆっくり下り坂となり、北海道は雨や風が強まって荒れた天気となるおそれがある。九州北部も夜は激しい雨に注意が必要だ。低気圧や前線に向かって南風が吹き込むため、気温はきのう（水）よりさらに高くなり、25℃以上の夏日になる所もある見込み。

天気ゆっくり下り坂　北海道はあすにかけて荒れた天気に

　日本海から前線を伴った低気圧が近づき、北海道は朝から断続的に雨となり、夜になると雷を伴って激しく降る所もありそうだ。

　東日本や西日本は、午前中は晴れ間の出る所が多いものの、午後は前線に伴う雨雲が広がり、夜は西日本や北陸も広く雨となる見込み。九州北部も激しく降る所がありそうだ。落雷や竜巻などの突風に注意が必要となる。

　北海道はあす（金）にかけて、雨や風が強まって荒れた天気となるおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に注意が必要だ。

気温高め　夏日の所も

　けさも冷え込みはなく、気温は朝から高めとなっていて、日中は西日本や東日本で25℃くらいまで上がる見込み。

　南風で気温が上がり、富山は27℃と9月下旬並み、大阪は26℃、東京は24℃と10月中旬並みで、各地でこの時季としては高く、日差しのもとでは汗ばむくらいとなりそうだ。

　東北も20℃前後となり、那覇は29℃まで上がる予想。

来週は各地で寒さ戻る

　この雨のあとは次第に冷たい空気が流れ込み、北日本は土曜日にはこの時季の寒さが戻る見込み。

　西日本や東日本はあす（金）にかけても25℃近くまで上がる所もあるが、週末は次第に気温が下がり、23日（月・祝）は、東京では最高気温が15℃と、この時季らしい肌寒さが戻りそうだ。

　暖かい日が続いたため、気温の変化で体調を崩さないように注意が必要となる。

（気象予報士・及川藍）