新潟市中央区で新たに市内172例目となる新型コロナ感染患者、介護施設から新たな陽性者も

中央区で新たな感染者

新潟市保健衛生部の野島晶子部長

新潟市は19日、中央区で市内172例目となる新型コロナウイルス感染症患者が確認されたと発表した。

市内172例目は中央区在住で会社員の30歳代男性。13日から、37度台の発熱があり、17日まで解熱せず咳や倦怠感の症状が現れたため市内医療機関を受診、検体を民間医療機関へ提出し陽性が判明した。現在は解熱したものの、市内協力病院へ入院を調整中。行動歴は、発熱した翌日の14日以降の出勤は無い。今後は詳しい行動歴や移動歴、職場の関係者を中心に濃厚接触者を調査していくという。

西区の介護老人福祉施設のクラスターから新たな感染者の可能性も

また、17日に発生した西区の介護老人福祉施設のクラスターについての続報も発表した。

18日までに施設入所者全81人の内38人が陽性が確認されているが、陰性と判定された43人の内、数人に発熱の症状が確認され(18日に8人、19日にも数人確認されている)、施設が抗原検査を行った結果5人の陽性が判明した。市では今後、発熱した人へPCR検査を実施し、明日以降結果を発表する。一方、18日までに確認されているボランティアや施設を訪問した歯科医など施設を出入りした15人に関しては検査が完了し、全員の陰性が判明した。

また、18日までに判明している感染者に関しては、感染症指定病院など県内5箇所の医療機関へ分散し、本日中に全員の入院が完了する予定である。

感染経路に関しては、現在施設職員を中心に調査中である。

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