全ての人による全ての人のための5G+:広州で11月26日に2020年世界5G大会

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【広州2020年11月18日PR Newswire=共同通信JBN】
*この記事はWorld 5G Convention組織委員会によって書かれたものである(科技日報の報道):

広東省人民政府宣伝部は2020年11月17日、2020 World 5G Convention(2020年世界5G大会)に関する記者会見を開き、中華人民共和国(PRC)広東省人民政府、国家発展改革委員会、科学技術省、工業情報技術省が共催する2020 World 5G Conventionが11月26日から28日まで広州で開催されると発表した。大会のテーマは「5G+, By All for All(全ての人による全ての人のための5G+」である。

World 5G Conventionは世界初の5G分野の国際イベントで、2019年に北京で初開催された。この大会には全世界から専門家、学者、企業幹部が参集し「5G - Change the World, Create the Future(5Gは世界を変え、未来を創出する)」をテーマに詳細な議論が行われた。今回の開会式参加者のリストは次の通り:蔡奇(Cai Qi)中国共産党(CPC)中央政治局委員兼北京市委員会書記、王勇(Wang Yong)中国国務委員、王志剛(Wang Zhigang)科学技術相、苗ウェイ(Miao Wei)前工業情報技術相、林念修(Lin Nianxiu)国家発展改革委員会副主任。これは、党と国家の指導者が5G開発に寄せる高い関心を完全に具現化している。

2020 World 5G Conventionは広州で開催され、世界の情報通信分野の重要かつ影響力のある科学者、世界的に有名な5Gサービスプロバイダー、5G業界のアプリケーションプロバイダーが集まり、5G分野の最先端テクノロジー、業界トレンドおよび革新的アプリケーションについて意見交換と討議を行う。大会は、世界の新しい経済形態における5Gのけん引力と新たなデュアルサイクル開発パターンにおける5Gの重要性を全面的に反映し、5Gが従来産業のアップグレードと新たなデジタルライフである「smartly benefits(スマートな利点)」を推進することを強調し、世界に5G産業エンパワーメントの役割と価値を明示する。

▽5Gアプリケーションのシナリオが雨後のたけのこのように続出
2020年初め、5GはCOVID-19との闘い、「仕事と生産再開」のプロセスで重要な役割を果たした。5Gはリモート教育、リモート医療サービス、パンデミック抑制、リモートワーク、スマート輸送に適用された。人々は既に日常生活全般で5Gがいかに有益であるかを目にしている。5Gと他のシナリオとの統合深化の発展も、その潜在的な経済社会的利益を一層明らかにしている。

統計によると、中国では2020年9月末までに69万の5G 基地局が設置され、国内のほぼ全ての都市で5G利用が可能になり、5G端末数は1億6000万を超えた。中国情報通信研究院(China Academy of Information and Communications Technology)は、中国5Gネットワーク建設の累積投資が2025年までに1兆2000億元に達する可能性があると予測している。それは上流/下流産業チェーンと各業界アプリケーションの投資が3兆5000億元を超えるまで刺激する。

中国は今年5月時点で、実際のシナリオで484の5Gアプリケーションを実施した。業界区分の観点から、5Gはまずスマートヘルスケア、ニュースメディア、スマートシティー、車両インターネット(IoV)、産業インターネットなどの分野に実装された。

▽5Gは全人類に恩恵
中国では5G産業がブームになっているが、統一されたグローバル5G基準が国際5G産業チェーンの統合深化をもたらしている。世界的なモバイル通信産業の発展は「それぞれが他の何かを持つ」パターンを既に形成し、機器、端末、チップ、テスト機器の企業は相互利益を達成し、5Gの開発とイノベーションを求めるために協力している。彼らは技術革新を通じて5Gの技術進歩を先導し、アプリケーションを拡大して5G技術の成熟を加速し、国際協力によって5Gの情報共有を推進している。さらに「ウィンウィンの成果のための協力深化と開放」は常に5G業界のテーマになる。

第23回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(St. Petersburg International Economic Forum)総会で習近平(Xi Jinping)国家主席は、ここ1世紀見られなかった世界の大きな変化に立ち向かう共同の努力とウィンウィンの協力を呼び掛けた。中国は世界各国と5G技術を含む最新の研究開発成果を共有する意思がある。加えて、中国の5G開発は常に独立したイノベーション、開放、協力の原則に導かれている。また、そのプロセスで討議、共同建設、5G開発共有を重視している。

中国の5G建設は、国内の経済社会的発展と生産、生活にも革新的変化をもたらす。また、世界に門戸を開放し、世界的なモバイル通信産業にデモンストレーション効果がある。中国は積極的に世界の知恵を吸収し、相互に協力し、協調的努力によって進歩させる用意がある。

5Gの成功はグローバル産業の共同努力に由来する。5Gはまた、全人類に恩恵を与え、われわれの生活と産業を力づける。World 5G Convention組織委員会の発表によると、大会は開会式、メインフォーラム、サミットフォーラムから成る新クリック・モルタル方式で行われる。

大会のテーマは「5G+, By All for All」である。メインフォーラムはこのテーマに全面集中し、その他の10のフォーラムは「5G+, By All for All」について異なる観点から詳述する。国際ゲストと海外駐在代表60人以上がフォーラムに出席する。大会期間中の11月26日から28日まで約1万2000平方メートルのエリアで展示会が開催される。

▽広東・香港・マカオ大湾区の建設支援で5G促進
2019年2月に中国共産党中央委員会と中国国務院が公表したOutline Development Plan for the Guangdong-Hong Kong-Macao Greater Bay Area(広東・香港・マカオ大湾区開発大綱計画)は、次世代の情報技術を促進して新たな柱産業に発展させ、新ディスプレー技術、新世代の通信技術、5G、モバイルインターネットなどの主要分野において多数の主要な産業プロジェクトを促進する必要があると明確に述べている。

大会の開催者の1つである広東省は5G産業アプリケーションの開発を積極的に推進してきた。2019年、広東省はGuangdong Provincial Action Plan for Accelerating the Development of 5G Industry (2019-2022)(5G産業の開発加速のための広東省行動計画(2019-2022年))を発表し、5G産業開発の目標と指示を特定した。中国初の5Gパイロット都市の1つである広州は、5Gの急速な発展の機会を捉え、新しい業種、経済、モメンタムの育成を加速し、科学技術が主導する新たな推進力の創出を極めて重視し、広州に重要な支援を提供して「old city, new vitality(古い都市、新たな活力)」の実現を目指している。

大会は広東・香港・マカオ大湾区の開発トレンドを組み合わせ、商用実装プロセスを考慮して5Gの新たな出発点、方向性、機会を探り、5Gの全産業への統合を促進し、公共利益をもたらすために全てを接続して大湾区の構築に力を与える。

2020年世界5G大会と展示会参加のための登録チャンネルが開設されている。詳細は大会の公式ウェブサイトwww.w5gc.com を参照。

ソース:Science and Technology Daily