宋代の家族墓地から大量の磁器が出土 陝西省西安市

©新華社

宋代の家族墓地から大量の磁器が出土 陝西省西安市

 【新華社西安11月19日】中国の陝西省考古研究院は17日、記者会見を開き、同省西安市長安区にある北宋時代(960~1127年)の孟氏家族墓地で、精美な磁器や日用品が大量に出土したと発表した。

 墓地は同区杜回村の南にあり、6~10月に実施された調査で北宋後期の墓葬5基を発掘した。関中地域(同省中部の渭水盆地一帯)で近年実施された宋代遺跡の発掘では重要な発見になるという。

 同研究院で発掘プロジェクトの執行リーダーを務める苗軼飛(びょう・いつひ)氏によると、被葬者は全て北宋時代の孟輗(もう・げい)と孟軏(もう・げつ)兄弟の子女と家族で、宣和5(1123)年9月23日に同地に改葬された。墓地は北宋後期の孟氏家族墓地とほぼ断定でき、早世した家族を改葬した場所と思われる。

 5基の墓葬のうち、北側の2基は盗掘され墓誌2点のみを残すのみだったが、南側の3基からは茶器や酒器、日用品の器、祭祀用礼器を含む耀州窯の青磁60点(組)余りが出土した。景徳鎮窯の青白釉磁器、銅鏡、宝石などの副葬品や硯(すずり)や墨などの文房具も見つかった。同墓地の発見は、北宋時代の関中地域の埋葬様式や副葬品を研究する上で新たな資料になるという。(記者/楊一苗、梁愛平)