実力が拮抗し、毎節ヒリヒリとした試合を展開したリーグB。複数チームはEUROプレーオフと並行してスケジュールをこなす中、リーグ昇降格となったチームを確認する。
グループ1
オーストリアとノルウェーが抜け出したグループ1は、コロナウイルスが大きな影響を与える。自国の保健当局により遠征が差し止めとなったノルウェーは、第5節ルーマニア戦が中止に。最終節で首位オーストリアとの直接対決で引き分け、勝ち点で届かずオーストリアが昇格を果たした。
順位 チーム 試合数 勝ち点
1位 オーストリア 6 13
2位 ノルウェー 5 10
3位 ルーマニア 5 5
4位 北アイルランド6 2
グループ2
第4節まで3勝1分で首位を維持していたスコットランド。ところが11月にEUROプレーオフ決勝の激闘後に失速。主力選手の負傷離脱も響きスロバキアやイスラエルに無得点で黒星を喫し、チェコに勝ち点12で抜かれリーグ昇格を逃した。またEURO本戦出場を決めたスロバキアはリーグCに降格となっている。
順位 チーム 試合数 勝ち点
1位 チェコ 6 12
2位 スコットランド 6 10
3位 イスラエル 6 8
4位 スロバキア 6 4
グループ3
リーグBでもっとも混戦模様となったグループ3。前半戦で引き分けが続き、最終節を前に昇降格が一切決まっていない状態に。その中で栄光を手にしたのは、成長著しいハンガリーだ。最終節でトルコに2発快勝を収めて昇格を決め、EUROプレーオフではアイスランドを破り本戦出場を果たした。
順位 チーム 試合数 勝ち点
1位 ハンガリー 6 11
2位 ロシア 6 8
3位 セルビア 6 6 ※得失点+2
4位 トルコ 6 6 ※得失点ー2
グループ4
安定した強さを見せ、グループ4を牽引していたのがウェールズだ。勝ち点を確実に重ね、11月にはライアン・ギグス監督が暴行容疑でチームを離脱するものの、失点わずか「1」と強固な守備を披露。最終節には2位フィンランドを下し、勝ち点16で文句なしのリーグ昇格となった。
順位 チーム 試合数 勝ち点
1位 ウェールズ 6 16
2位 フィンランド 6 12
3位 アイルランド 6 3
4位 ブルガリア 6 2