JR東日本は来春のダイヤ改正で、小田原―新宿・東京駅間を走る東海道線特急「湘南」の運行を開始する。湘南の乗車には特急券が必要で、料金は760~1020円(事前購入)。小田原―東京駅間を結ぶ座席定員制の列車「湘南ライナー」などは廃止となる。
湘南の運行本数や停車駅などは今後公表する。バリアフリー設備を完備し、各座席の窓側側面にコンセント1口を設けたE257系リニューアル車両を使う。乗車券と特急券で利用でき、小田原―東京駅間の場合はIC乗車券が1518円、特急券が1020円。
来春に廃止されるのは、湘南ライナーと「おはようライナー新宿」(平日朝に上り3本)、「ホームライナー小田原」(平日夜に下り2本)の3種。
湘南ライナーは1986年の旧国鉄時代に通勤ライナーとして運行を開始した。現在は平日朝に上り6本、平日夜に下り9本が走っている。乗車券とライナー券(一律520円)で利用することができ、「必ず着席が可能な通勤列車」として支持を集めた。