昨季最多勝の森さくら「自分自身への挑戦」 常勝軍団のプレッシャーも力に

写真;森さくら日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

<ノジマTリーグ2020-2021シーズン 11月19日(木)>

卓球・ノジマTリーグ2020-2021シーズンは19日、開幕第3戦が行われた。日本生命レッドエルフ(以下、日本生命)は、開幕戦で敗れた木下アビエル神奈川(以下、KA神奈川)にマッチカウント3-1で勝利し、リベンジを果たした。

試合後、昨季MVPの森さくらと前田美優(ともに日本生命)が試合を振り返った。

前田美優はダブルスで完勝

第1マッチのダブルスに登場した24歳・前田は、年下の16歳・赤江夏星とのペアリングで長﨑美柚/木村香純ペア(KA神奈川)に挑んだ。「2人で思い切ってやろう思っていた。勝つことができてよかったです」とゲームカウント2-0のストレート勝ちに安堵の表情を浮かべた。

写真:前田美優・赤江夏星ペア/撮影:ラリーズ編集部

日本生命レッドエルフの村上恭和総監督も「ダブルスが勝たないとチームは勝てないと思っていたので、ダブルスは対策練習を徹底的にした」と語っており、前田も長﨑のチキータ対策を積んできたと語る。

「長﨑選手のレシーブがすごく多彩なので、サーブを散らしました。木村選手は両ハンドが上手く、今、調子がいい選手。ミドルをしっかり狙っていった」。

写真:前田美優・赤江夏星ペア/撮影:ラリーズ編集部

昨季MVPの森さくら「自分自身への挑戦」

Tリーグセカンドシーズンの最多勝でMVPを獲得した森は、12歳の張本美和(KA神奈川)と対戦した。「張本美和選手と当たると思ってなかったので、びっくりした。緊張感のある中でとりあえず勝ててよかったです」とほっとした表情で試合を振り返った。

写真:張本美和vs森さくら(写真奥)/撮影:ラリーズ編集部

昨季の最多勝&MVPとあって、各チームからのマークがきつくなることが予想されるが、本人は至って謙虚に現状を分析する。

「MVPをいただいたんですけど、実力は上がったわけではない。チームみんな、私が勝つと計算してプレーしていると思っている。そういう期待にも応えいといけない。期待以上のプレーをみんなに返すことができるのかと少し不安がありますが、自分自身への挑戦として頑張っていきたい」。

日本生命はTリーグ2連覇中。勝ちを求められる常勝軍団のプレッシャーの中、今季もチームの勝ち頭として活躍すべく、森は力強く決意を語った。

写真:森さくら(日本生命レッドエルフ)/撮影:ラリーズ編集部

木下アビエル神奈川 1-3 日本生命レッドエルフ

長﨑美柚/木村香純 0-2 ◯前田美優/赤江夏星
9-11/2-11

木原美優 0-3 ◯早田ひな
7-11/6-11/4-11

張本 美和 0-3 ◯森さくら
5-11/10-11/6-11

木村 香純 3-1◯ユ モンユ
11-7/9-11/11-7/11-9

文:ラリーズ編集部

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