観光デジタル化の重要性語る 内閣府・陣内裕樹氏

観光のデジタル化の重要性を語る陣内氏=長崎市役所

 長崎市の新たな観光施策を検討する「市観光・MICE振興審議会」(会長・下地芳郎沖縄観光コンベンションビューロー会長)の第3回会合が市役所であり、内閣府クールジャパン地域プロデューサーの陣内裕樹氏が観光のデジタル化の重要性について語った。
 陣内氏は「コロナ禍の観光情報発信」と題し、世界中でデジタル化が加速している現状を紹介。地域全体でキャッシュレス化などに取り組んでいる他地域の事例、デジタル分野に秀でた人材を行政機関の重要ポストに起用している例などを挙げ「非接触、非対面の観光もおもてなしの一つ。そのための組織、人材、予算が必要」と強調した。
 市は前回会合で示した観光戦略の素案について、委員の意見を踏まえた修正版を提示。素案に取り入れる文言などについて意見を交わした。

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