新型コロナ 茨城県「めざせ日本一割」 宿泊費最大5000円補助 12月から 落ち込む観光 誘客促す

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会見する大井川和彦知事=県庁

茨城県は19日、県内宿泊料金を最大で5千円補助する「めざせ日本一割」を12月から実施すると発表した。宿泊料金の割引で県内外からの誘客を促し、新型コロナウイルスの影響で落ち込む県内観光を支える。県内でも新型コロナ感染者は拡大傾向にあるため、県独自の4段階の対策指針が「ステージ4」に引き上げられた場合は、予約販売を延期するなどの条件を設けた。

この日の定例会見で大井川和彦知事は「茨城県観光地の魅力を認知していただくのが最大の目的」と説明し、広く利用を呼び掛けた。観光振興日本一を目指す意気込みを込めて名付けた。

「日本一割」は、県民を対象とした今夏の「いばらき応援割」が好評だったことから、第2弾として対象範囲を県外観光客にも広げる。

約13万人の宿泊相当分を想定、事業費として予備費から5億8400万円を追加する。

補助内容は応援割と同率で、宿泊料金が1人1泊当たり1万円以上の商品は5千円、同6千円以上1万円未満の商品は3千円をそれぞれ割り引く。

宿泊事業者が事前に料金を割り引いた宿泊商品を売り出し、販売実績に応じて割引相当額を県が補助する仕組みだ。

対象期間は12月4日〜来年3月14日。食事や土産品なども料金に含まれる。事業者に対し、ガイドラインに基づく運営や、県の感染者接触通知システム「いばらきアマビエちゃん」導入を応募要件とした。

県は20日〜12月4日まで、事業に参加する宿泊施設を募る。今後、事業者や消費者の問い合わせに応じるコールセンターも開設。応援割の特設サイトを活用し、日本一割を提供する宿泊施設などを掲載していく。

県の4段階のコロナ対策指針が「ステージ4」に引き上げられた場合は、宿泊商品の予約販売を延期か一時休止する。

県内では11月以降、19日までに新型コロナ感染者が331人に上るなど拡大している。大井川知事は「Go To キャンペーンでもさまざまな意見が出ている」などとして、条件付きの提供であることを強調した。

県内店舗で特典が受けられる県の結婚応援パスポート「iPASS(アイパス)」を提示すれば、さらに千円を上乗せして割り引く。栃木、群馬両県の同パスポート相互利用も22日から始め、活用を促していく。