レクサスは、フラッグシップセダン「LS」を改良し、全国のレクサス店を通じて11月19日に発売した。今回の改良では、パワートレーンやサスペンション、シート縫い位置などの細部に至るまで徹底的なつくりこみを実施。なお、最新の高度運転支援技術「Advanced Drive(アドバンスドドライブ)」搭載車は2021年の発売を予定している。価格は1073万円から1728万円(消費税込み)。
新意匠により洗練したフラッグシップセダン「LS」
今回、新型となったLSのエクステリアは、ヘッドランプまわりの意匠変更やフロントグリルとリヤコンビネーションランプの表面処理を変更。また、新色の「銀影(ぎんえい)ラスター」を設定する。インテリアは、タッチディスプレイを採用し操作性向上。また、銀糸を織り込んだ西陣織とプラチナ箔など、匠の手によってつくられる素材を取り入れ、日本的な美的要素を取り入れている。
エクステリアの主な変更点
■フロントバンパーの意匠変更
■新意匠の小型3眼ヘッドライトユニットとL字を際立たせたクリアランスランプ
■スピンドルグリルのメッシュカラーをダークメタリックに変更
■リヤコンビネーションランプ内のメッキモールをピアノブラックに変更
■“F SPORT”サブラジエーターグリル意匠変更
■“F SPORT”専用色スピンドルグリル
インテリアの主な変更点
■プラチナ箔&西陣オーナメントの新設定
■スイッチ類のカラー変更(色:黒/ハンドル、センターコンソール)
■シートヒーターとステアリングヒーターの操作スイッチ位置変更
■タッチディスプレイ式マルチメディアシステム(対応:SmartDeviceLinkTM、Apple CarPlay、Android AutoTM)
パワートレインの主な変更点
3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンは、燃焼室形状の最適化により、燃焼効率を向上することで、トルクの立ち上がり、出力、燃費性能、静粛性を向上した。サスペンションは、減衰力可変ダンパーAVSを変更し上質な乗り心地を実現。また、2WD車のフロントサスペンションアームの変更や、バネ下質量を約3.5kg軽量化し乗り心地を向上した。
「レクサスセーフティシステム+A」を標準装備、高度運転支援技術は2021年に発売予定
新型LSでは、「レクサスセーフティシステム+A」を全車に標準装備した。レクサスセーフティシステム+Aは、「プリクラッシュセーフティ」対応領域を拡大し、低速時の衝突回避・被害軽減をサポートする低速時加速抑制などの機能を追加。また「ロードサインアシスト(RSA)」は、最高速度120km/hまで表示する。
アドバンスドパークは、最新の高度運転支援技術により、駐車場での操作において、ドライバー監視のもと、カメラと超音波センサーを融合し全周囲を監視することで、ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作を車両が支援する。その他、ブレードスキャンアダプティブハイビームシステム(AHS)やデジタルインナーミラーを装備した。
2021年に発売予定の高度運転支援技術「Advanced Drive(アドバンスドドライブ)」
2021年に発売を予定している「アドバンスドドライブ」は、「Mobility Teammate Concept」に基づいた最新の高度運転支援技術を採用。
高速道路などの自動車専用道路での運転において、ドライバー監視のもと、実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを実現する。
グレードと価格
LS500
■EXECUTIVE
・2WD(FR):1539万円
・AWD:1580万円
■“version L”
・2WD(FR):1345万円
・AWD:1386万円
■“F SPORT”
・2WD(FR):1234万円
・AWD:1244万円
■“I package”
・2WD(FR):1073万円
・AWD:1114万円
LS500h
■EXECUTIVE”
・2WD(FR):1687万円
・AWD 1728万円
■“version L”
・2WD(FR):1493万円
・AWD:1534万円
■“F SPORT”
・2WD(FR):1351万円
・AWD:1392万円
■“I package”
・2WD(FR):1219万円
・AWD:1260万円
※価格はいずれも消費税込み