「スカイカーシェア」、さらに5社が破産の見込み

 「スカイカーシェア」事業の中心を担っていた(株)SERIAS(TSR企業コード:027949605、豊島区、代表:上ノ山章博氏)など4社が11月20日、東京地裁に破産を申請した。これとは別に、関連会社5社も近く破産を申請する方針であることが東京商工リサーチの取材でわかった。

 破産を予定しているのは、(株)Benefit(TSR企業コード:028389042)、(株)panacea(TSR企業コード:352823240)、(株)IGオートサービス(TSR企業コード:027358011)、(株)ライズオート(TSR企業コード:023266724)、(株)LARS(TSR企業コード:028022165)の5社。中古車販売や修理・塗装などを手掛けており、いずれも10月上旬にSERIASなど主要企業とともに事業を停止していた。
 5社のうち、Benefit、IGオートサービス、ライズオートの少なくとも3社がオーナーに対して直接、自動車を販売していた。関係者や複数のオーナーの証言によると、Benefitは、金融機関から融資を受けて自動車を購入するオーナー、IGオートサービスはオートローンを組んだオーナーなど、オーナーが受ける融資によって販売会社を使い分けていたとみられる。Benefitを通じて自動車を購入したオーナーの中には、自動車の現物がないケースもある。

 また、ライズオートの代表は、ランドコアサービスの「営業」の名刺を持ちセールスしていた。契約時や納車、その後のオーナーへの配当に関する連絡なども担当していたことから、9社は事実上、一体だったようだ。

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