ブルックリン区のエリック・ゴンザレス地方検事と、ダーモット・シアNYPD本部長は12日、銃の密売を行っていたとされる組織の構成員らを、銃器違法販売や不法所持などで逮捕・起訴したと発表した。同日付ABC7ニューヨークが伝えた。
同組織は、サウスカロライナ州とバージニア州で購入した銃器を鉄のパイプラインで輸送し、ブルックリン区の路上で密売していたとされる。
ゴンザレス地方検事によると、本捜査は市内全域でみられる銃暴力の急増を阻止するための取り組みの一環。2019年10月から20年10月にかけて、同区ブラウンズビルの武器商人として知られる人物について得た情報に基づいて行われたと述べた。
被告の1人は、19年11月から20年1月にかけて、おとり捜査官に対して合計44丁の銃器を販売したとされる。さらに別の被告はMTAの車掌で、サウスカロライナ州にも住所を持ち、同州で銃を購入していたとされる。MTAは、「同被告が現役勤務の車掌ではない」と述べた。