早食い競争で学生死亡 大学と原告が訴訟和解 <コネティカット>

コネティカット州のセイクリッドハート大学キャンパス内で2017年に行われた早食い競争で、パンケーキを喉に詰まらせた学生の死をめぐる訴訟で、同大学は大学を訴えていた母親と和解した。和解の条件は報じられていない。13日付NBCニューヨークが伝えた。

同競争は、児童虐待防止のための資金調達イベントとして女子学生クラブが企画。参加したニュージャージー州出身のケイトリン・ネルソンさん(20)は、パンケーキを詰まらせ、3日後に死亡した。ネルソンさんの父親はニューヨーク・ニュージャージー港湾局の警察官で、2001年の米同時多発テロの際にマンハッタン区で死亡している。

ケイトリンさんの母親のロザンヌさんは、窒息の危険があるにもかかわらず早食い競争を承認したとして大学を訴えていたが、裁判文書によると、訴訟は今月9日に取り下げられた。ロザンヌさんの弁護士は訴訟についてのコメントを控えた。

大学側はネルソンさんの死を巡る過失に関与したことを否定していた。

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