デジタルツール活用を 23日からオンライン講座 西海市

収録が進むオンライン講座「西海デジタルアカデミア」=西海市大瀬戸町

 長崎県西海市はオンライン講座「西海デジタルアカデミア」を23日から始める。新型コロナ禍の巣ごもり需要が高まる中、ネット通販や会員制交流サイト(SNS)などのデジタルツールを、商品やサービスの知名度向上などに生かすノウハウを伝える。
 講座は全10テーマで市民以外の参加も可能。事前に講義やディスカッションを収めた動画を視聴し、1、2月にビデオ会議システム(Zoom)を使った生配信がある。関心のあるテーマだけの視聴もできる。無料。
 初回は「地方ビジネスと動画」。東京のネットコンサルティング会社代表を講師に、カバがスイカを食べる動画がウェブで1億回以上再生された長崎バイオパークなどを紹介する。2回目以降は▽withコロナ社会のイベント▽スマホでモノを売る時代▽地方とデジタルの未来▽地方で生きる女性のキャリア-など。
 企画した同市のシティーマネジャー、宮里賢史さん(32)は「オンラインで場所の制約がなくなり、全国から受講できる。世の中のルールが変わる中、挑戦への一歩につながれば」と話している。
 受講申し込みは公式サイト(https://www.saikai-digital-academia2020.com/)へ。

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