「水素タウン構想」発表 燃料電池車公用車に導入へ ゼロカーボン目指す浪江町

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町の公用車に導入される新型ミライを見学する児童ら

 浪江町は二十日、水素社会実現と二〇五〇年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボン」達成に向けた「なみえ水素タウン構想」を発表した。町内の水素製造実証拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」を拠点に商工業や交通などさまざまな分野に水素を活用する。

 二十日、道の駅なみえで開いた報道機関向け説明会で示した。構想では、福島水素エネルギー研究フィールドで製造する水素を公共施設などで積極的に活用する。道の駅には既に純水素燃料電池を設置。同フィールドから供給を受けている。町は来年三月までに燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の新型モデルを公用車に導入し、水素利活用をPRする。

 町内では構想の一環として、横浜国立大などが水素輸送のためのパイプラインを上空に敷設する「水素柱状パイプライン」の実証事業を展開している。小林弘典副町長は「全国でも先進的な取り組みをしている。浪江を水素社会実現の先駆けの地として発信し、各種実証事業のテストフィールドとして活用してほしい」と語った。

 説明会に合わせ、町内のなみえ創成小・中生向けの水素に関する特別授業や、新型ミライの特別展示会などが同時に開かれた。