若者グループに鯵ケ沢町特別賞/砂浜に巨大ワニなどのサンドアート/「こんなに反響あるとは」

©株式会社東奥日報社

表彰状を手に笑顔を見せる(左から)山本さん、佐藤さん、田中さん、工藤さん

 青森県鯵ケ沢町は20日、巨大ワニなどサンドアートを今夏、次々と制作した若者グループ「West Coast Project(ウェスト・コースト・プロジェクト)」に、町の要綱に基づく町特別賞を贈った。代表の団体職員田中健也さん(22)=弘前市=は「新型コロナをきっかけに地方移住が注目されつつある。鯵ケ沢を住みやすく、若者を呼び込める町にしたい」と抱負を述べた。

 受賞したのは、田中さんのほか、アルバイト山本椋太(りょうた)さん(鯵ケ沢町)、同工藤豪(ごう)さん(同)、大学生佐藤旭(あきら)さん(弘前市)。ともに22歳で鯵ケ沢中の同級生。7月から、はまなす公園内の砂浜で、精巧な大小3匹のワニや大タコを制作し、多くのメディアに取り上げられた。

 グループは、人口が減って寂れていく町を活性化しようと、動画投稿サイト・ユーチューブでの発信を企画。サンドアートはその予行練習だったが「こんなに反響があるとは思わなかった。うれしい半面、怖いくらい」と振り返った。作者不明と報道されるのは、予想していなかったという。

 同じ砂浜では町商工会青年部も、6月に死んだ人気犬「わさお」のサンドアートを制作。田中さんは「自分たち以外にも町を盛り上げる人が出てうれしい。こうした活動が広がってくれたら」と期待した。

 表彰状を手渡した平田衛町長は「若者らしい自由な発想で、のびのび頑張って」とエールを贈った。

 町特別賞は19年度創設。本年度、わさおや飼い主の故菊谷節子さんも受賞した。