美しい曲 楽しさ届ける/青森出身 沖澤さん指揮、三戸さんら出演/東京二期会オペレッタ 都内公演へ

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「メリー・ウィドー」への意欲を語る沖澤さん(右)と三戸さん=川崎市

 若手指揮者国際コンクールで昨年優勝、同年に東奥賞を受賞した気鋭の指揮者・沖澤のどかさん(33)=青森市出身=が指揮、バス・バリトン歌手の三戸大久(ひろひさ)さん(43)=同=らが出演する東京二期会のオペレッタ「メリー・ウィドー」が今月、東京・日生劇場で上演される。沖澤さんが同会オペラで主指揮を執るのは初めて。2人は川崎市でのリハーサルで、取材に対し「青森県出身の出演者も多い。舞台を身近に感じ、楽しんでもらえれば」と語った。

 二期会がこの演目を披露するのは2010年以来。沖澤さんはこれまで同会で副指揮を務めた経験はあるが「(指揮棒を)オーケストラピットで振るのは初」という。三戸さんは10年の公演にも出演。今回はそれとは別の重要な役を演じる。

 メリー・ウィドーはパリが舞台。レハールの曲に乗せ、三戸さん演じる外国の公使、外交官と元恋人の未亡人らがおかしな恋物語を繰り広げる。2人のほか、八戸市出身の内田智子さんら県人3人も出演する。

 今公演で東京交響楽団を指揮する沖澤さんは「オペレッタは音を硬くせず、はじける感じを意識する」、三戸さんは「自分の願望を投影しながら見られる舞台。曲も美しく、楽しんでもらえるはず」と語る。

 「稽古場に県人がいるのでふるさと感がある」と沖澤さん。しかしコロナ禍で社会にはぎすぎすした感覚がまん延しているように感じるという。「人をとがめるのでない、上手な人生の楽しみ方がオペレッタで伝われば」と沖澤さん。三戸さんも「いつか青森でオペラを見せたい」と話した。

 公演は26~29日。25日にプレビューがある。入場料など問い合わせは二期会チケットセンター(電話03-3796-1831)へ。