武田玲奈、共演者にほぼ会えず…『真・鮫島事件』特殊な撮影ふり返る

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撮影はほぼ一人だったという武田玲奈

女優の武田玲奈が21日、イオンモールむさし村山の臨時駐車場で行われた映画『真・鮫島事件』(11月27日全国公開)の完成披露舞台あいさつに出席し、共演者にほとんど会うことができなかったというリモート中心の撮影を振り返った。この日は佐野岳永江二朗監督も来場した。

【画像】武田玲奈&佐野岳、大興奮!ドライブインシアターで完成披露

20年以上前にインターネット上で拡散した都市伝説「鮫島事件」をモチーフにした本作は、オンライン会議アプリを舞台に、鮫島事件の真相に迫る者は呪い殺されると知った主人公たちがパニックに陥るさまを描くホラー。この日は、イオンシネマで行われているドライブインシアターにて完成披露イベントを実施。舞台あいさつの様子は、映画本編と同様にスクリーンに投影され、車内のカーステレオ(FMラジオ)を通じて音声が提供された。

イベント中、観客は車に乗り込んだままなので、観客が車内で拍手をしても、ステージにはその音が届かない。そこでこの日は、拍手の代わりに車のヘッドライトをピカピカとさせることでコミュニケーションを図ることに。眩いほどのライトに照らされて登壇した武田は、思わず「すごい!」と歓喜の声。「素敵なライトをありがとうございます。ライブみたいにピカピカと光っていてきれいでした」と切り出すと、「もともとドライブインシアターに興味があって。来たいなと思っていたので、こういう機会があってうれしいです」と笑顔を見せた。

続く佐野も「すごい初体験というか。僕もドライブインシアターにずっと行きたいと思っていたので。まさかこういう形で参加できるとは思っていなくてうれしいです。こういう時期だからこそ注目されるべき、映画の新しい楽しみ方だなと思います」とコメント。さらに永江監督も「本当にこの作品は、脚本も現場も編集もめちゃくちゃ大変だったので、こうして完成することができて感無量。しかもまさかのドライブインシアターで完成披露試写会が行われるなんて。世界でも初かもしれませんが、楽しんでいただければ」と会場に呼びかけた。

本作は、リモート画面を中心に展開されるホラー作品。武田が「他の共演者さんとはほとんど会えずに、ひとりで撮影したんですけど、(佐野が)唯一会えた共演者さんです」と振り返ると、佐野は「かといって面と向かって芝居をしたわけではなかったんですよね」と反応。二人して「本当に特殊な撮影だったね」としみじみ語り合うと、佐野も「一緒の場所にいるのにモニター越しでの芝居だったというか。僕は武田さんのモニターを見ながら、声をあてていって。やっぱり武田さんは透明感があるなと思いました」とコメント。武田も「特殊な撮影方法で。リモートのホラー映画なので、新しい恐怖を体験していただけると思います」と自信をのぞかせた。

コロナ禍での製作は非常に大変だったようで、永江監督も「撮影は緊急事態宣言が解除された後だったんですけど、リモートが主流になっている中で、映画を作るためにはどうしたらいいか。この作品はリモートのシーンだけではないんですけど、基本的にはお互いが会って話をしないような状態で映画を作りました。でも、もちろん面白くて怖い映画を作るという気持ちで撮った作品です」と述懐。その上で、「これは完全に今年しか作れなかったものですし、今年にしか上映できなかったと思います。コロナと闘いながらの映画作りというか。そういう気持ちで作りました」と力を込めた。(取材・文:壬生智裕)