「メディカルキャンピングカー」運用開始…移動型療養病床・検査機器搭載車両 2021年中

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メディカルキャンピングカー(イメージ)

キャンピングカー株式会社は11月18日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザの同時流行にも対応できる移動型療養病床・検査機器搭載車両「メディカルキャンピングカー」の開発構想を発表した。

現在、新型コロナウイルス感染症の第3波とも言われている現状に加え、季節性インフルエンザの同時流行が懸念されており、厚生労働省や各都道府県でも外来・検査体制の強化を呼びかけている。こうした中、同社が提供している「医療機関向けキャンピングカー」に対し、病院・クリニックから導入の申し込みや問い合わせも急増。医療現場では院内感染防止策が深刻な課題になっている状況がうかがえる。

医療機関に提供するキャンピンカーは一般のアウトドア利用とは用途が異なり、感染防止のビニールパーテーションを設置するなど、個別のカスタマイズを施している。しかし、病院側の検査体制や配置ロケーションなどにも違いがあり、医療関係者のニーズをカバーしきれていない部分があるのも実情だ。また、医療向けは長期間のレンタルになるため、耐久性なども求められる。

そこで同社は、医療機関に向けに特化した「メディカルキャンピングカー」の開発構想を打ち出した。この構想のコンセプトは、PCR・インフルエンザ検査、医療病床、移動診察、医療・検査機器のデモ、ペット診療までもが行える「メティカルモビリティ」だ。キャンピングカーは、人口呼吸器や酸素マスク等を使用できる電源や、サブバッテリーで稼働できる照明・空調設備など、基本的な電源装備が整っているほか、広い車内空間も確保。用途に応じて様々なカスタマイズが可能になる。また、機動性に優れ、設置や撤去までに時間を要さないなど、メティカルモビリティに適している。

同社では、レンタルに特化したオリジナルキャンピングカー「ロビンソン771」、「ロビンソン106」、「ロビンソンV95」をベースにメディカルキャンピングカーを開発。より迅速な設置が求められる医療現場、検査機器のデモ専用車として活用したい医療機器メーカーなど、医療関係者のニーズに合わせて活用できるよう、レンタルと、オーター受注販売の両軸で、2021年中に提供を開始する計画だ。