柳葉敏郎、出身地・秋田のふるさと自慢は”柳葉敏郎” 同郷の佐藤監督も納得 映画「泣く子はいねぇが」イベント

11月20日に公開された映画「泣く子はいねぇが」の公開記念舞台挨拶が21日に行われ、出演者の仲野太賀さん、吉岡里帆さん、寛一郎さん、柳葉敏郎さん、佐藤快磨監督が登壇。監督の出身地・秋田県の伝統行事である「男鹿のナマハゲ」を題材にしたことにちなみ、「ふるさと自慢対決」が行われた。

東京出身の仲野さんは、たくさんの人との出会いや別れを体験することができる「出会い」。寛一郎さんは家族にすぐに会えるという意味で「帰る田舎がない」と回答。京都出身の吉岡さんは「観光地が“激近”」と、観光地が身近にあることの喜びや、地元の人々が観光地であることに誇りを持っていることの素晴らしさを語り、他のキャストからうらやましがられていた。

そして、監督と同じ秋田県出身である柳葉さんのふるさと自慢は「柳葉敏郎」。「秋田にはこんな自分を育ててくれた、心の広い人たちがいます!」と地元愛を強烈にアピールした。すると、同じく秋田出身の佐藤監督が「小さい頃に柳葉さんがテレビに映ると、『あれは秋田の人だよ』と毎回家族が言っていた。秋田の子供はそうやって育ってます」と、柳葉がさんが秋田でいかに応援されていたかを語り、さらに「秋田の若者が頑張っているなら協力する」と言ってくれたと、同郷の先輩に感謝した。

「泣く子はいねぇが」は、親になることからも大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描いたオリジナル作品。本作が劇場デビュー作となる佐藤快磨さんが、秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から、“父親としての責任”“人としての道徳”というテーマを見いだし、監督のみならず脚本・編集も手掛けている。また、佐藤監督の才能にほれ込んだという是枝裕和監督が企画として参加している。9月に行われたサン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)では、最優秀撮影賞を受賞した。

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