【日本S・第1戦】王者に歯が立たず完敗…巨人・原監督「まだ何とも言えません」

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エース菅野で初戦を落としてしまった巨人・原監督(奥)

エースが打たれ、打線は沈黙…。巨人は21日の日本シリーズ初戦(京セラドーム)で、ソフトバンクに1―5の完敗を喫した。

最後まで重苦しい展開だった。打線は千賀をはじめとするホークス投手陣の前に屈した。序盤に2度得点圏に走者を進めたが、4回は無死一、二塁で丸が最悪の遊ゴロ併殺に倒れ、9回一死満塁のチャンスでも反撃はウィーラーの犠飛だけに終わった。

そして何よりも痛恨だったのは、エースを投入した1戦目を落としたことだろう。先発の菅野は6回4失点で降板。栗原に2回の先制2ランを含む3安打、4打点を叩き出されたことが尾を引いた。

原辰徳監督(62)は報道陣からの質問に何度も「スタートを切ったというところ」と切り返し、仕切り直しを強調した。それでも、この日の敗戦で日本シリーズは2013年から屈辱の6連敗…。指揮官の言葉からも随所に悔しさがにじみ出た。

今季中の対戦がなかったソフトバンクの印象を問われると「まだ何とも言えません。『大したことないな』とか『強いな』とか、そんなこと言えません」とピシャリ。菅野の投球内容にも「まあ、どうぞ決めてください」とかわし、栗原一人にやられた点についても「どうぞ」と言及を避けた。

初戦は投打に圧倒された形の巨人。痛い黒星であることは間違いない。ただ、指揮官が「つなげるところはつなげる」と締めくくったように、リリーフ登板した戸郷が1回無失点に抑えるなど好材料がなかったわけではない。まずは2戦目で五分に戻し、逆襲に転じられるか――。