《新型コロナ》60代以上の感染者割合上昇 高齢者対策に課題 群馬

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 新型コロナウイルスの感染拡大は「第3波」の様相を呈し、全国的に重症者が増加している。群馬県内では11月に入り、全年代の感染者のうち重症化のリスクが高いとされる60代以上の割合が先月に比べて上昇している。県の発熱報告システムに対応する高齢者施設では状況の変化を把握しやすくなっているが、家庭や地域での早期対応には難しさもある。重症化が危惧される高齢者への感染防止策の浸透が課題となっている。

 11月の感染者116人(20日時点)のうち、60代以上は28人(県外在住を除く)で全体の24.1%。10月は195人のうち60代以上は35人で、17.9%だった。6.2ポイントの上昇となっている。

 それ以前の8、9月は20、30代の若年層の感染が目立ったが、60代以上の割合は10%程度と低く推移していた。11月は20日時点で、8、9月それぞれの60代以上の人数を上回っている。

県内新たに17人が陽性 60歳以上が7人

 新型コロナウイルス感染症の検査で、群馬県と前橋市は21日、新たに20~80代の男女17人の陽性が判明したと発表した。県内での感染確認は、累計1033人(うち21人死亡)となった。

 県などによると、居住地は前橋、桐生、伊勢崎、太田、館林、みどり、大泉、邑楽の8市町と館林保健所管内(館林市、邑楽郡)。17人中、60歳以上は7人だった。

 このほか、太田市の30代男性が県外の医療機関の検査で陽性と判明。本県の感染者数には含まれない。