N360(N2) | ホンダ - より乗用車らしくなって人気を不動のものにしたN2【旧車】

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マイナーチェンジでN2へ進化

・モデル名 :N360(N2)
・メーカー名:ホンダ
・年式 :1969
・撮影場所 :サクラオートヒストリーフォーラム2018
・撮影者 :会長

細かな改良を加えて進化し続けるN360のマイナーチェンジ版

昭和42年、サブロク軽の巨人・スバル360に真っ向から勝負を挑む形でデビューし、高い品質・高性能・そして購入しやすい価格と圧倒的な商品力でトップシェアを奪還したN360。
発売直後から圧倒的な支持を集め売れに売れていたが、そこはやはりホンダのするところ。細かい改良の手を緩めることはなく、グレードの拡充とともに細かく進化を続けていた。

さらなる充実をはかるべく、2年後の昭和44年(1969年)にマイナーチェンジを敢行。
これ以後のモデルを「N2」と呼ぶんだ(翌1970年1月には次のマイチェン版「NⅢ」となる)。
N2は見た目の変化はあまり大きくなくて、エンブレム一体型のグリルだったのがエンブレムが別パーツになったり、フロントウインドウ付け根の排熱スリットが3つから2つになったぐらいだ。
ホイールキャップのデザインも変わったけど、これは社外ホイールになるとわからなくなる。

実はマイナーチェンジで大きく変わったのは、インテリアだ。
N1ではダッシュボードは大きな棚のようなポケット型で、メーター周りぐらいしかカバーがされていなかった。
これはいかにも安っぽいということか、N2ではきちんとパネルでカバーされ、いわゆる乗用車らしさが格段にアップしたんだ。
木目調のパネルが設定されたグレードもあったぐらいで、いいモノ感が出て人気があった。

さらに安全基準の強化に伴い、フロントに2点式シートベルトが装備され、ヘッドレストも設定できるようになった。
意外なところでは、ハザードランプもN2からつくようになったんだ。

エンジンはほとんど変更がないのだけど、実はエンジンマウントが改良されて振動が格段に少なくなったり、サスペンションも性能がアップして乗り心地や操作性が向上。こういった細かな改良による熟成が行われたのだ。

セールスを考えるとより目立つ改良やハデな変化を優先しがちだけど、いいモノを突き詰めてよりよいクルマを作り上げていく(でもそのペースは速い)ホンダらしさがNシリーズの進化に現れているね。