カレーの街・神田神保町で期間限定メニュー でもなぜ?

日本有数の「カレーの街」として有名な東京・千代田区の神田神保町エリアで、期間限定で野菜カレーを提供するプロジェクトが進められています。でも「神保町に野菜カレーのブームが到来した」というわけではないようです。

これはカレーを使って「廃棄される予定の野菜を減らそう」という取り組みです。東京都の政策企画局が都内にある大学と連携して社会問題に取り組む事業の一環で、今回は東京都と専修大学の共同事業として行われています。参加する飲食店からも新型コロナによって売り上げが激減している現状を打破したいという思いがあります。

今回の捨てられる予定の野菜を使った期間限定メニューを販売するというアイデアは学生たちから生まれました。店への協力も自分たちで店のSNSにメッセージを送るなどして交渉したといいます。プロジェクトに参加した学生は「学生の立場でやることで、同じ世代の人にも伝わるかなと思う」「いろいろな人にフードロスについて考えて行動してほしい。そのきっかけになればいい」と話しています。

© TOKYO MX